見出し画像

SDGsジュエリーのつくり方

今週の勉強メモです。一緒にジュエリーのSDGsについて勉強していきましょう。

今週の課題本はこちら📖

イラストメインで、パラパラと眺めているだけで内容が頭にすっと入ってくるので、時間のない方やおおまかに内容掴みたい方におすすめです。

SDGsコンパスとは??

本書で注目なのは、

第4章の「SDGsビジネス」のつくり方

というチャプター(P89~)です。

SDGsコンパスとは、

どういう手順でSDGsを取り組んだら良いか、について

国連グローバル・コンパクトなど3つの団体が示した行動指針です。

以下の5つのステップを繰り返して行うことを推奨しています。

ステップ1:SDGsを理解する

ジュエリーブランドの企業活動が発生させる負の影響にはどのようなものがあるのかをまずはリストアップしましょう。

ステップ2:優先課題を決定する

ロジックモデルと呼ばれるフレームワークをつかって、ジュエリーブランドがSDGsに与える影響のデータを収集します。

例えば、ジュエリーに用いているゴールドやプラチナのサステナビリティについてさまざまな問題点があることを理解します。

このとき社内のコンセンサスをとる方法を工夫しましょう。経営者だけが声をあげても社員がついてこなければ全社的な取り組みは不可能です。

ステップ3:目標を設定する

影響評価と優先課題をふまえて目標を設定します。

例えば、20XX年までに、使用する貴金属のうち、国内のリサイクルゴールドを何パーセント使用する!と決めます。

ステップ4:経営へ統合する

開発部門や管理部門ごとに権限を委任し、個別のターゲットについて各担当者への権限委任項目を決定します。

例えば、貴金属の調達について、精錬企業と共同で再利用のゴールド割合を上げるにはどうしたらよいか、リ・ジュエリーやパソコンや携帯電話などから回収したゴールドの精錬について細かな取り組みの内容を決めて実行します。

ステップ5:報告とコミュニケーションを行う

進捗状況や達成度合いを内外にむけて報告します。

年度ごとに、「今年はこれこれの施策をやってみた結果、目標のうちの何パーセントを実現しました。」ということをとりまとめ、社内、社外にむけて公表します。

このとき、SDGsウォッシュにならないように注意しましょう。

SGDsウォッシュとは、SDGsに取り組んでいるふりをすること(見せかけだけの環境の取り組みをするふりをすることを、グリーンウォッシュといいます。)。

実体がともなわないみせかけだけのPRは、信頼を失いかねません。


SDGsウォッシュを防ぐには?

以前から景表法と環境広告についての話題などでもお話したことがありますが、基本は「根拠を示せないことを書かない」に尽きます。

本書で紹介されていたのは、

① 根拠がなく情報源が不明な表現を避ける

② 事実よりも誇張した表現を避ける

③ 言葉の意味が規定しにくいあいまいな表現を避ける

④ 事実と関係性の低いビジュアルを用いない

など、つまり外部にむけて、きちんと根拠を示し、再検証ができるようにしておくということです。

ポリシーだけはかっこいいジュエリーブランドなどとならないように、

自社のサイトなどには、関心がある消費者が確認できるようにデータをもとに根拠を示すようにしましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?