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好きは最強! 水引セラピーやってます!

私が水引の小物をつくるようになったのは、2018年頃。前々職で書店員をしていたことがきっかけです。

実用書の担当でなかったら、もっと出会うのが遅かったかも? もしかしたら、出会っていなかったかも?


つくりかたの冊子に水引10本が付録としてついたムック(magazine+bookの造語。内容じたいは単行本であるにも関わらず、流通上は雑誌の扱いとなる)が発売になり、その出版社の営業さんがPOPを持ってきてくれたのです。


3色の水引を使った梅結びがついた手書きのもので、「わっ! かわいい!」と飛びつきました。

余談ですが、出版社の営業さんが「新刊のPOPをお持ちしました。ぜひつけてください!」と印刷や手書きのものを持ってきてくださるのはよくあることなのです。

ただ、書店員の仕事ってほんとうに日々カツカツなので、
「申し訳ない、ほんとごめんなさい!」
と心の中で謝りつつ、何枚のPOPをゴミ箱に入れたかわかりません……。つまり、平積みしてある新刊にPOPをつける時間すら惜しい、ということです。

それでも、この出版社の方(営業さんではなく、内勤の方らしいです)の手づくりの水引飾りがついたPOPだけは、喜び勇んで平積みのムックにつけました。自分でもそのムックを購入し、始めるまでにそう時間はかかりませんでした。


「水引」というとほとんどの方に

「ご祝儀袋についているアレ?」

と言われます。

今私は、ボランティアのサポートスタッフをしているまちライブラリー・ざま「ほしのたに文庫」にて、月一度のペースで水引セラピーをしています。

「水引セラピーって、はじめて聞きました」

一番最初に受けてくださった方に言われた言葉です。

そうです! だってオリジナルですから♬
この提案をしてくれた友人に感謝です。

色にはそれぞれの意味を表す言語があります。

私の水引セラピーは、お客様にまず好きな色を聞くところから始まります。実際に心で好きな色と、ふだんのお洋服や身のまわりの小物やインテリアなどに選ぶ色が、必ずしも一致するとは限りません。

私は2011年頃から、イギリスが発祥の「オーラソーマ」を勉強していて、色に関することはこの学びから得ています。オーラソーマで学ぶことのひとつに、

「あなたが選ぶ色はあなた自身」

という教えがあります。選んだ色からご自身を紐解きながら、お好きなモチーフでふだんづかいのアクセサリーなどを製作していきます。


「つくってもらうのでなく、自分でつくりたい!」

という方には簡単なものをお教えし、持ち帰っていただきます。今まで開催した中で、実に参加した方の半数が「自分でつくりたい!」派でした。

その中には小学4年生と中学1年生のお子さんもいて、特に中学生は寡黙に一生懸命取り組んでいました。すごい集中力。負けていられないぞ! って思いました。

それまで失敗続きでなかなか上手くできなかった玉結びや、玉結びの応用で指輪に仕立てることなど、毎日一生懸命練習中。ころんとした色とりどりの玉結びはほんとうにかわいらしく、香川県のお菓子「おいり」のようです。アクセサリーのいろいろなものに応用ができそうです。

金銀の指輪にはスワロフスキーをひと粒。キラキラと上品に輝きます


私はこれまで、「お金を得ることは簡単なことじゃない、つらく苦しい思いをしないと、お金って稼げないもの」と勝手に思っていたのです。

ところが、この水引セラピーを始めてから視点が180度変わりました。

私が好きでやっていることを楽しんで提供したら、こんなに喜んでもらえた!

好きなこと、楽しいことをしてお金をもらっていいんだ⁉

そういう気持ちにシフトできたのです。参加した方たちが、ほんとうに楽しそうに水引を選んだり、色合わせに迷ったり、できあがった作品を見てとても喜んでくださったり。

そんな姿を見て、私自身もとても嬉しい気持ちで、心を込めて作らせていただいています。

そしてなんと、以前一緒に働いていた友人からの紹介で、水引セラピーを受けに来てくださった方が、

「ぜひ私の立ち上げた就労支援施設で教えてほしい。スタッフとして働いてもらえませんか?」

という話になりました。去年更年期障害による不調で、ひどい時は何日も寝たきりのような生活が続きました。このまま社会から取り残されて、家から出られなくなってしまうのかと、暗澹あんたんたる気持ちを抱えていました。

他にもお菓子づくりをはじめ興味のあることはたくさんあるけれど、大好きで勉強したオーラソーマと、もっとうまくなっていろいろなものをつくっていきたい水引。組み合わせて何かできないかなぁ、と考えるだけでワクワクします! 

介護職の経験もあるので、介護施設でこの水引セラピーができないかなぁ、とか、少しずつ活動の幅を広げていきたいと考えています。

ほしのたに文庫の館長、ほしやん先生が言っていた、

「好きは最強!」

館長の元教え子が、文庫の外の黒板に書いて行った言葉


この言葉に尽きる、と実感しています。

好きなことをしていくのが、お金も、心身の健康も、なにもかも結局近道なんだ、とようやく気づいたのです。



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#レベルアップしたいこと

おもしろいと思って下さった方はサポートをいただけると大変ありがたいです。いただいたらまずは小躍りして喜びます。そして、水引セラピーに関わる材料費や書籍の購入に、大切に使わせていただきます♬