『世界を売った男』
『世界を売った男』
"The man who sold the world'
written by David Bowie
僕らは階段のふもとを通り過ぎ
それがいつだったかについて話していた
僕はそこにいなかったのに
彼は”君は僕の友達だった”と言った
思ってもみなかった
だから彼の目を見ていったんだ
”君は一人で 死んだのかと思ったよ
ずっと ずっと 昔に”
”そんな 僕じゃないよ
僕たちは一度も踏み外してないじゃないか
君の 前にいるのは
世界を売った男だ”
僕は笑って彼と握手をして
家に向かう道を探した
いくつもの事象、人影と風景
何年も 何年も 彷徨った
そして数えきれないほどの人々すべてを
ずっとここで眺めていたんだ
”僕らは孤独に死んだんだね
ずっと ずっと 昔に”
”知らないな 僕じゃないよ
僕は一度も間違えなかったじゃないか
君が 見ているのは
世界を売った男だ”
”誰がわかるんだよ 僕じゃない
僕たちは一度も狂っていないじゃないか
君の そう目の前に
世界を売った男がいる”
地球からは月の裏側は決して見えないっていうことを、何故かこの曲を聴くと思いだす。語り手と「世界を売った男」は同一人物ってことなんだと思う。