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ブログとは関係ないけど関係ある話

皆様こんにちは、月間平均 100 万 PV の個人ブログ「Jetstream BLOG」管理人 & ライターの 石井順 です。

私、ブロガーになる以前はアパレル業界(販売員 & 営業事務)に 10 年ほどいました。今回の内容は、その時の出来事というか、そこから学ぶことができるブログ論、ホスピタリティについてお話させていただきます。

アパレル業界に入って数年経った頃、とある百貨店の新規店舗の店長を任されたことがあります。ただそこの店舗は 15 坪くらいに大きさしかなかったため、ワンオペ状態でした。そのときにヘルプとして入ってくれたのが、アパレル経験の長い派遣の A さんです。

A さんは、これまでいろいろな店舗でアパレル販売員をやって来た経験があるとのこと。とはいえ初めて入る店舗(ブランド)ということで、最初は接客に苦戦していました。

私はそのブランドに数年在籍していたこともあるので、ブランド説明から接客スタイルまでを A さんに伝えていたのですが、その A さんから、『こんなに接客スタイルを今まで学んだことなかった』と驚かれました。

私の接客スタイルはごく単純。

・お客様の警戒心を取り払うために笑顔でお声がけをする
・しっかり伝わるように喋る
・商品説明もなるべくしない
・なるべく専門用語を使わない
・ご購入以前に前に笑顔になってもらう(ギャグなども踏まえて)
・印象を持ってもらう
・仲良くなる

こんな感じ。アパレルということで商品を買ってもらうことがある意味でのゴールではあるのですが、私はその場の売上(利益)よりも次またお客様が来店してくれるような店舗作りを意識していたので、A さんにも売上よりもこの点を意識するようにして欲しいということを伝えていました。

これを繰り返すことでリピーターが増え、自ずと売上も上がって行くからです。大事なのは、お客様をおもてなしするホスピタリティと、それを継続すること。

A さん、これまで経験した中で、例えば『お客様がお店から出ようとしていたらさりげなく進路を塞いで少しでも滞在時間を稼ぐ』『無理矢理でも試着に持ち込んで購入を断りづらくする』などなど、まるでお客様を見下すようなスタイルで、その日その場の売上を重視する接客を学んできたとのこと。なので私のような『売上は考えなくていい。次に繋がる接客を心がけて。』という接客スタイルに、カルチャーショックを受けたとのことでした。

私のブログを日々読んでくれている方は、ここまで読んでもうおわかりいただけたかと思います。ブログでも同じということを。

特に専業ブロガーとして活動してく上で、収益は大事な要素。収益を上げるために、日々ブログ活動を頑張っているといっても過言ではありません。

しかし、『滞在時間を伸ばすために、無駄に長い文を書く』『内部リンクを貼りまくってセッション数を増やす』『とにかく広告を貼りまくって広告をクリックしてもらう』のようなスタイルのコンテンツでは、結局読者に嫌われてリピート率も下がります。A さんが経験してきたお店と同じ。

要は、滞在時間が伸びたり、内部リンクのクリックが増えたり、広告がクリックされそこから売上につながったりは、その場のテクニックで作為的に狙っていけるものではなく、『読者ファースト』のホスピタリティマインドを基に、読者のためのコンテンツ作成に力を入れることで、結果として上がっていく、増えていくものなのです。

ヨコシマな欲丸出しで作為的にそれらの数値を上げよう、増やそうとしたところで、逆効果ということですね。ブログは、そんなやり方では成功しません。考えるべきはあなたの欲ではなく、読者のことで、やるべきは『読者ファースト』コンテンツの作成。それだけです。

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