歯が痛い不幸に気づいても、「歯が痛くない幸せ」には、なかなか気づかない。

「歯が痛くない」って幸せに気づくのは、
いつだって「歯が痛い」不幸な時なんだ。

本当は、
「歯が痛くない」という幸せは
日常的にずっとあったはずなのに、
歯が痛くならないと気づくことができない。

その幸せは、失ってはじめて気づくのだ。

そして、その幸せを取り戻して
しばらくしたら、
また忘れちゃうんだ。

ずっとこれの繰り返しなんだ、私たちは。

健康診断の時も、入院した時も、
電車で猛烈に、うんこに行きたくなった時も。

当たり前が
「当たり前でないこと」に気づく
それが幸せのはじまり。

だからさ、

不幸に感じた出来事を
日付と共にメモをしておこう。

そうしてそのメモを定期的に見ることで、

定期的に、
「歯が痛くない」「電車でお腹が痛くなかった」って
思い出そう。

そして、

その状態が幸せであることも思い出そう。

それが出来たら、
失って気づくようなことの繰り返しじゃ
なくなるはず。

そして、この「コロナ禍」のことだって
いずれ風化しちゃうから
ちゃんとメモを取っておこうね。

当たり前が
「当たり前でないこと」に「自分のメモ」で定期的に気づこう。

なんしか、カッコいい大人になろう。

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