「こっちが正しくて、あっちが間違っている」この思考では本質を取らえることはできない。

「こっちが正しいのに！」

そう思った瞬間、
あなたは今この瞬間に、「敵」を作り出したのだ。

あなたの主張する「正しい側」に対し
相反する「間違った側」を作り出したのは
「こっちが正しい」と思ったあなたなのです。

しかし、
あなたが「正しい側」「善」である保証はないのだ。

それは、あなたの主張が
意見の一つであるだけで、
「正しい側」「善」であるとは
言えないのだ。

あなたと、相反する意見の人物も
「間違った側」「悪」であるなんて
露ほども考えてなどいないだろう。

こちらも あちらも、単なる 意見の一つなのだ。

あなたが仮面ライダーを気取っていても
相手も、自分をショッカーであるなんて
思っていないのだ。
相手も自分を仮面ライダーであると信じ
あなたをショッカーであると思っているのだ。
図式としては、

仮面ライダー　VS　仮面ライダー

になっているのです。

この世は、
善と悪に、二分できるほど単純ではない。
善悪の二分法で「心」が安らぐことは決してない。

世界には、色んな立場の人がいて
色んな守るべきものがあり、
色んな主張がある。

自分の意見と相成れないものを、
「間違った側」「悪」と決めつけることは簡単だが、
それでは世界が平和になることはない。

世の中には、自分の主張に合わない意見もあって
それは、自分には合わないがそういう意見もある。
こっちも、あっちも正しいと思っているのだ。
そう、それぞれの意見があるということを
「こっちが正しいのだ」なんて思った時には
思い出してみてほしい。

「色んな立場の人がいるしみんなそれぞれ正しいと思っている」と。

時として、正義は、凶器となり摩擦となる。

正義感には、くれぐれも ご注意を。

気づかぬうちに、手にしていることがあるから。

なんしか、カッコいい大人になろう。

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