春ごろの笑い話＜高枝切りバサミ＞

春ごろ庭の樫の木がニョキニョキ伸びていまして、これを刈りたいと嫁さんが言いましてコーナンに行き、高枝切バサミを買いました。

＜高枝切りバサミ＞

女性でも楽々切れるという高枝切りバサミを購入しました。
いくら女性でも楽々切れるからと謳われているからといって、
女性でも楽々支えられるというわけではありません。
すべて伸ばすと、2.7mほどあるんですが、
結局支えるのは、私なんですね。
この高枝切バサミで、
家の2階の部屋の窓から
ハサミを出して切ってるんですが、
ハサミの柄の部分を私が持って、
グリップの部分は嫁さんが握っているんです。
まるで二人羽織のように二人で一つのハサミを振り回すわけです。
嫁さんが、
「右右右右、そうそれ！チョッキン。」
「左左左、そうそれ！チョッキン。」
（なんやこれ！）
と思いながらも切るわけですよ。

私の住む地域では、
枝を切ってゴミに出すにも
1家族当たり、2袋までという制限があります。
なので、そこそこで切る量を制限しなくてはいけません。
さすがに4週間毎週、枝を切っていると
もう切るところがなくなってくるんですね。
そうなると、だいぶ奥の方を切らなくてはいけない。
部屋のギリギリのところに立ち、
一つ間違えれば落ちそうな恐怖と闘いつつ
高枝切バサミを支えるわけです。
「パパ危ないし気をつけてや！」と言いつつも
「そこそこそこ、でも落ちんといてや！」
「絶対に落ちんといてや！絶対！でも、そこそこそこ！」
とやりながら、奥の方の枝も切りまくりました。

もうさすがに、切れるところもなくなってきて
「いくらなんでも、今週で枝切りも終わりやな～」って
思った次の週に、こう言われたんですね。

「今週も枝を切ろう」

さすがに、殺されるって思いました 笑

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