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アートに関するメモ(3) 【音楽】

本メモはアートの基礎的な内容に関するメモです。


1. 音について 13項目

1-1. 音
…耳で聴くことができる空気の振動の波
→音の主要な要素、高さ・強さ・音色

→言語は音の時間変化、音で意思表明をしてコミュニケーションを取る
→抽象芸術


1-2. 音の高さ
…振動の速さ、振動が速いと高い、振動が遅いと低い


1-3. 音の強さ
…振動の大きさ、振動が大きいと強い、振動が小さいと弱い


1-4. 音色
…振動の形、音に含まれる倍音によって変わる


1-5. スケール
…ドレミファソラシ+半音の12種類の高さの音を並べたもの、音階

→古代ギリシャ時代にスケールがあってヨーロッパ的な合理主義とマッチして西洋音楽として発展
❶ハーモニーを重視❷管楽器・弦楽器を使う
→日本古来の音楽は 5 つの音、アラブ・インドの音楽は数 10 の音


1-6. オクターブ
…ドからドまでの1つの周期
→オクターブ等価性、オクターブ離れていても同じ音だと感じる

ドレミファソラシド
CDEFGABC
ハニホヘトイロハ


1-7. 周波数
…1秒間の振動数

→音は空気の振動の波であるため周波数を考える
→聴覚が感じる音階は周波数の差ではなく周波数の比、ドレミは等差数列ではなく等比数列
→周波数が倍になると1オクターブ高くなる、周波数が半分になると1オクターブ低くなる
→弦が短いと周波数は大きくなり音は高くなる、弦が長いと周波数は短くなり音は低くなる


1-8. メジャースケール
…全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音、長音階・長調
→明るく楽しい


1-9. ナチュラルマイナースケール
…全音・半音・全音・全音・半音・全音・全音、自然短音階・短調
→暗く悲しい
→短音階でも悲しくない曲はある、リズムがメロディーに優先する可能性


1-10. ハーモニックマイナースケール
…全音・半音・全音・全音・半音・全音+半音・半音、和声短音階、短調
→暗く悲しい


1-11. メロディックマイナースケール
…全音・半音・全音・全音・全音・全音・半音、旋律短音階、短調
→暗く悲しい


1-12. 転調
…長調・短調を入れ替える


1-13. コード
…高さが異なる複数の音が鳴る時の響き、和音

→スケールの組み合わせ
→不協和局面、協和していると感じる音は窪地
→ドミソが最も協和する、基本の音から 1 個飛ばし

・C、C major、ハ長調
…ドミソ
→明るい・元気な・楽しい

・D、D major、ニ長調
…レファ#ラ

・E、E major、ホ長調
…ミソ#シ

・F、F major、へ長調
…ファラド
→明るくも暗くもない浮遊感・オシャレ

・G、G major、ト長調
…ソシレ

・A、A major、イ長調
…ラド#ミ

・B、B major、ロ長調
…シレ#ファ#

・Cm、C minor、ハ短調
…ドレ#ソ

・Dm、D minor、ニ短調
…レファラ

・Em、E minor、ホ短調
…ミソシ

・Fm、F minor、へ短調
…ファソ#ド
→明るくも暗くもない浮遊感・オシャレ

・Gm、G minor、ト短調
…ソラ#レ

・Am、A minor、イ短調
…ラドミ
→暗い・クール・切ない

・Bm、B minor、ロ短調
…シレファ#


2. 音楽について 32項目

2-1. 音楽
…音によるアート
→音楽の主要な要素、リズム・メロディ・ハーモニー

→音の同時的把握により分節の特徴的な関係性を確定しそれに基づいて継起的構造を作るもの
→音高の組織化がメロディという継起的構造を作る、
メロディに組み込まれたコードという同時的構造がコードの連続という継起的構造を作る、
コードが抽象化されたハーモニーという同時的構造がハーモニー進行という継起的構造を作る


2-2. リズム
…長さ・強さが異なる複数の音が規則的・周期的に鳴ることで生じるパターン
→アタック(発音)間隔の組織化、リズムがなければメロディーにならない

音と拍の同時的把握によってアタック間隔の大きさを確定し継起的構造を作る
→音が消えるタイミングは音楽の時間構造に関わらないと考えられている、
長い・短いという音の属性として把握される
→オルガンでは有音・無音・有音・無音という構造が作れるかもしれない、
無音の始まり、日本の古典音楽では音と同様に静寂を聴くことが重要
→リズムは拍と同時に把握されて大きさを認識される、
大きい分節を認識する方法として拍が周期的にグルーピングされる、
歌においては歌うという身体動作がリズムを決める
→音楽の時間軸での分節性を明確にする、
音楽的時間は加算的な時間ではなく終わりが意識された積算的時間である


2-3. メロディ
…高さが異なる複数の音が連続的に鳴ることで生じる流れ、旋律
→音高の組織化、音楽にとって一番重い部分

個々の音の同時的把握によって音の高さの関係を確定し継起的構造を作る
→音程差を実現するために音の隣接関係が利用される
→同音・オクターブを認識することは高さの決まった音を生成するという音楽の基本をまさに表す
→他の音程が発生しない、2 という素数の操作では 2 の累乗しか出てこない
→3 という素数が出てくることで音程は一気に多様さを得る


2-4. ハーモニー
…高さが異なる複数の音が整った状態で同時に鳴ることで生じる響き、和声
→コード進行の組織化、コードを抽象化して類型化しその同時的把握によってコード・アタックに対する機能を確定し継起的構造を作る

→同じメロディーでもどんなハーモニーの上に成り立つかで音楽の雰囲気は変わる


2-5. クラシック音楽
…芸術性が強い音楽
→クラシックとは高い価値を認められた少数の対象(クラス)に付けられた名前


2-6. ポピュラー音楽
…大衆性・娯楽性が強い音楽、クラシック音楽に属さない
→アメリカで楽譜出版がビジネスとして大きくなる、
売ることを目的とした曲が作られるようになる
→レコードの発明によって売ることを目的とした曲が必要とされる
→ロック・ジャズ・ラテン・シャンソン・ポップ・ソウル・レゲエ・ラップ


2-7. 音楽革命
…西洋近代音楽様式の確立、19 世紀末から 20 世紀初め、音楽様式が強固なモノ化を遂げた
→西洋近代音楽様式はどのようにして確立したのか?
どのように受容されて強固なモノ化を遂げたのか?


2-8. Up beat
…1・2 の2 拍目の方が強い
→one AND two AND

→行進は左足から、右足で2拍目をとる
→クラシック音楽も2拍目の波形が高く分厚い、車輪
→1拍目の強調は鞭を入れる


2-9. ヨーロッパの音楽の本質とは?
…スウィング、撓みの連続、規則・拍節を生む、
4分の4 拍子の中でリズムに独特の強弱やグルーブ感が生まれる

→スウィングを視覚的に示すのが指揮者、準備の必要性、
等加速度運動で腕を動かすと演奏者はどんなテンポで次から演奏すればいいか判断できる、人間は等加速度運動の予測はできる、重力による自由落下
→等速度運動で腕を動かすとその動きと同じテンポで演奏することができる
→音符を4つ演奏する場合、正確に4つを同一の長さ・音量・音色で演奏しようとしてもスウィングが生まれない、デジタルな音が並んでいるだけ
→音符の裏にどんな歌と感情・思想を書き込んでいたかを読み取らなければいけない、音符が示すのは「色々あるけど平均するとこんな感じかな」という近似値に過ぎない
→スウィングという規則をアフリカの音楽に持ち込んでできたのがジャズ、
ジャズの低迷はヨーロッパ音楽からの離脱にも要因がある可能性、
即興性を出すほどポピュラリティが失われる


2-10. ヨーロッパの音楽に突然性はない
…次の音の準備が音楽を回転させている
→音の準備・音を演奏する・次の音の準備
→音が演奏されるところでその音を見ているようでは間に合わずに直線的な動き・音楽になる
→ヴァイオリンのボウイング、下げ弓・上げ弓、基本的に下げ弓で音楽を始める、撓むような1拍、曲に入る直前に弓を下げるために腕は上に上がる
→突然性は日本文化の美しさの特質の 1 つ、動から静への突然の移行、静から動への突然の移行、古武術はいきなり相手を倒す、日本のアニメはいきなり笑わせる


2-11. ヨーロッパ音楽は誰かに何かを伝えようとして演奏される
…ヨーロッパ音楽において会話するとはどういうことなのか?
→メロディーの確立を考える、ヨーロッパの音楽は自らを自然の音と区別することで成立した
→音楽が宗教の縛りから離れて人間の手に移っていくにしたがって大量のメロディーが生まれた
→歌わなければ伝えられない主張が生まれた
→バロック音楽、歌の存在を担保、1つのパートにメロディーという歌を書いて、他のすべてのパートはその伴奏に回るというシステムを確立、バッハ、音楽を紡ぐテキストが宗教的題材だった
→ヨーロッパの音楽にとって歌うとは音符のフレーズを区切って演奏すること

→日本の古典音楽は誰かに何かを伝えようとして演奏されるわけではない、
自分の瞑想と思索のために演奏される
→日本の古典音楽ではタンギングをしない、尺八・篠笛、竹林に 1 つの風が吹くように、
自然と調和して演奏する、私はという自我が入り込む余地がない
→日本の古典音楽の音は自然界にある構成、ヨーロッパの音楽の音は自然界にはない構成
→邦楽器は効果音として使われている、音程に拘らない、
求められているのはハーモニーではなく音色、ヨーロッパの音楽に比べて日本の古典音楽は曖昧
→日本に音楽はなかった、日本の音はヨーロッパの音楽ではない、
1 音で精神世界を作る力はハーモニー・リズムでは説明できない、1 音で音楽を消し去る、
自然という無限の広がりを持つ存在と繋がっているため
→君が代はヨーロッパの音楽の音階で作られていない、左脳の支配を受けていない、
君が代は戦争放棄のメッセージ、君が代を歌いながら行進できない、戦争にはいけない


2-12. わかると楽しむの本質的な違いは何かを考えていく
…わからないものは楽しくない
→わかるけど楽しくない音楽の存在
→楽しめる音楽とは?音楽の存在意義を考える
→わからないけど楽しい音楽もあるのでは?


2-13. 音楽はなぜ存在するのか?
…音を構成する作業は音楽と言っていいのか?
→言語音を構成する作業は音楽ではなく言語ではないのか?


2-14. 分節性の明快さ
…日常音と区別されて音楽という情報が存在することを認識するための属性
→開始・終了がある、音高がある、音色が均一、音が行き来する方向がある
→古典主義以降は崩れていく、分節性の明快さを武器に大勢が大規模な構築を行うようになる、
→古典主義音楽では非日常性を提供できなくなったため新たな多様性を求めて様々な分節を構築


2-15. 分節の数が増えれば分節間の関係は指数関数的に増加
…分節だけでなく分節間の関係も認識するために作業が指数関数的に増加
→認識するための関係が増えると集中を継続することができる
→差異が分節を生じさせる
→同一性の検証・差異の認識が反復・対比という最初の音楽形式を生み出す
→上位分節の構築理由に基づいて下位分節の構造の選択・構築は行われる、
デザインとは機能によって構造が決定されること
→デザインが装飾・外見という機能から構造を考えようとするとトートロジーに陥る、アートは社会的に無用だがアート的には役に立つ
→感動させるという機能が目的なのか?
それともアートに役に立つという機能が目的なのか?
興味を惹き集中させるという機能が目的なのか?


2-16. 同時性
…音楽においては音が同時に置かれることで分節が構造化される

→同時的音程のクオリアが少ないため、人間の脳は無理やり認識できる少数の音に収束させる、
歌が下手でも何の歌かはわかる
→聴覚系、特徴ある分節をつくるために多様なパターンを分類して記憶できない
→視覚系においては特徴ある分節をつくるために多様なパターンを分類して記憶できる、
世界のパターンは多様すぎる、ロールシャッハテスト


2-17. ゲシュタルト化
…要素の関係性をざっくりなんとなくで把握する、迅速

→ゲシュタルト化によって背景と個々を認識できるが、要素の数量的な認識には訓練が必要、知人の顔はわかっても知人の似顔絵は描けない
→コードはゲシュタルト、コードのクオリアはどの構成音のクオリアとも異なる
→音楽という情報の存在を認識する以上の認識、音楽を分節に分解しゲシュタルトとして把握、
それらに特定のクオリアがあると認識する


2-18. 音楽の大規模化
…下位分節の成立・下位分節の累積による構築・
クオリアの認識による上位分節の成立・上位文節へのラベル付け
→形式を持った分節にラベル付けを行うことでその形式を認識させる、
特殊性を強調したラベル付けによって他と区別して認識させる


2-19. 音楽と感情
…音楽が情報の構築・認識を支えるケース
→音楽と情報の連合、音楽によって想起されるクオリア、
情報の外的刺激によって想起されるクオリアの相似を結んで成立

→ドラマ・映画・CM、自分が登場人物と同じような状況に身を置いた場合に
自分が陥るであろう心理状態を予測し共感という主観を通じてコンテンツに集中する
→悲しむために悲しい音楽を聴くわけではない、楽しむために悲しい音楽を聴く、他人事して楽しむ、余暇活動で大事なのは非日常性を認識すること
→余暇活動が大衆化し日常性が増す
→共感を求めない・共感されないようにはぐらかすこともドラマ・映画の多様化の手段になる、自然音を音楽として聴くような態度に似てる
→悲しい場面を悲しい音楽で悲しいと理解することはできる、
悲しい音楽を悲しいと理解することは難しい、予備知識が必要

→なぜ悲しい音楽は悲しいと結びつくのか?
→悲しいという精神状態をモデル化、悲しいという感情は人間の活動を抑制する、音楽の表す悲しい・眠い・だるいの区別は難しい
→音楽に感情がラベル付けされて日常生活が関連つけられることで認識・記憶・予測が促進される
→音楽に感情をラベル付けしようとする努力が詩的な言語を生み出す、非日常的な言語使用


2-20. 言語の使用
…世界を理解し認識・記憶・予測させる
→叙事詩の成立、神話
→叙事詩が歌われ踊られるようになる
→音楽前夜、言語の抑揚が統一固定され音楽に転換していく、音楽とは意識されていない
→記憶のネットワーク化、言語が表す情報に様々なものが付いて特殊化されることで情報が繰り返し参照され記憶が強化される、ラベル付けは重要
→身体運動からはリズムが派生
→身体運動・テキストは音楽にはめ込むことが多い、
音楽・身体運動・テキストが一体だった頃から離れて変化した


2-21. 国家・民族という人間の集合で最も重要なルール
…言語を共有すること
→言語を理解することで音楽のリズム・イントネーションも理解できる
→音楽は国家・民族の文化から出ていくことができなかった
→クラシック音楽で多様な音楽を一般化、文化の組織化によって文化から出て拡大できた、文化の組織化によって階級ができた、文化侵略
→指揮者は一般化のために必要、民族音楽には存在しない、階級が存在しない


2-22. dumb
…小さい頃から耳が聞こえないため話せない人という意味
→バカという意味にもなる
→英語の残酷さ、喋れない人はバカと決めつける


2-23. 創作の方法論
❶下位分節を徹底的にリファインして多数の分節を認識せずとも集中できるほどの分節を作る
→集中を維持させるのは難しいのでラベル付け・総合芸術化が行われる

❷分節を複雑に積み上げることで新しい分節を作る
→明確な分節認識を確保するのは難しい、大衆化


2-24. 新実在論
…特定の場において現前するものは実在すると考えていい
→モノは感覚刺激を人間が認識によって構築したものでモノ自体は認識されない、従来の哲学
→音楽の対象は音楽が聴かれる場において実在している、
楽譜上に音符が実在するというのとは別の実在


2-25. 音楽には変化に対する強い抵抗がある
…音楽の新しい構造の社会的認知は言語以上にハードルが高い
→音楽の認識のために強固な規則が必要、規則が重視される、
シニフィエとの対応関係によって規定される言語以上に音楽の構造の可能性は自由
→経済・社会構造の変化、新しい様式を求める作曲者の誕生、
新しい様式を受け入れる受け手の成立、それらを支える技術の進化
→経済における生産性の向上・生産物の分配・それらが規定する社会制度、生産とは生存活動
→パラダイム転換が必要、新しい文化の受け手が拡大すると認識を簡単にする必要性を感じる、
それが様式そのものを根本的に変えて新しい認知のスタイルを作り出す


2-26. 異文化に触れる
…変だが無意味ではない
→文化とは閉じられた領域で起こる、排他的・保守的だがその領域で成熟する、異文化との交流があって領域の囲いが破られて崩壊する


2-27. 異文化が既存文化に与える影響
❶異文化が既存文化の中にモザイク状にはめ込まれる
…D→Tという調性の枠組みを維持したままその上にラ→ドがモザイク状にはめ込まれる、V9 という仮想上のハーモニーが成立

❷異文化が既存文化を残したまま実質を改変する
…D→T やS→T のような進行が放棄される、音階に対してハーモニーの配慮を最小限にする、ドビュッシーの塔

❸異文化が既存文化を排して新しい枠組みとなる
…ハーモニーによる構築が放棄される、エッケルトの君が代、形式の不在・アドホックな構成も音楽においてあり得ると示した、しかしそれ以上のものではない


2-28. 他人が作った音楽を弾くのに自分の民族・文化の要素を入れる必要はない
…民族・文化に関係なく個々に裁量権を与えられて作られたもの、自分の音楽として作った
→自分という要素を入れることは歓迎される、自分に徹底的に向き合う、
作曲者の意図した以上に深い意味が生まれるのであれば
→自分が音楽を作るのに自分の民族・文化の要素を入れることは歓迎される可能性


2-29. 人間の脳の左右の機能差
…ヨーロッパ言語を母語とする人・日本語を母語とする人で比較

→ヨーロッパ音楽・ノイズ・機械の音、ヨーロッパ言語を母語とする人は右脳優位に聴く、日本語を母語とする人も右脳優位に聴く
→邦楽器の音・自然の音、ヨーロッパ言語を母語とする人は右脳優位に聴く、日本語を母語とする人は左脳優位に聴く

→日本語を母語とする人は自然界の音・邦楽器の音を言語を聴くのと同じように聴く
→音をカタカナに変換している、日本語にはオノマトペが多い
→カタカナは外国の文化を日本に浸透させるのにはいい影響がある、
外国の言語を知らなくても外国の言語・文化を知った気になれる
→外国の言語を聞く・話すのには悪い影響、外国の言語を話す人の思考方法の根本はわからない


2-30. ヴァイオリンの弓は右手で持つ
…音を表現する右手を支配するのは言語を司る左脳、表現と言語の関係
→自己表現のためのボウイング、左脳で思考されるフレーズが
右手のボウイングに伝わってスウィングという音楽の躍動が生まれる
→右脳で聴いた音楽を左脳で思考して表現


2-31. 左脳が働いている限りどこからが自分でどこからが自分でないかを区別できる
…左脳が働くことによる差異が差別の本質、差異とは利潤にもなり差別にもなる
→右脳が優位になるとどこまでも自分なのではないかといユーフォリアで満たされる
→耳の聞こえない作曲家は一般人とは違う右脳の使い方を会得した可能性


2-32. アーメン終止
…強進行で完結した分節に弱進行が付けられている
→完結感を弱める、神への祈りが確定したものとして人間側から主張するのは僭越行為であるため
できればという気持ちを込めて祈りは継続していると表す


おわりに

ここまでご覧いただき、ありがとうございます。
修正すべき点やご意見などあればXでお声をいただければと思います。
修正の際は、番号を指定して、フォーマットをなんとなく合わせていただけると助かります。

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