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「ママ大好き」

子供が大きくなるにつれて、
自分ではどうしようもなく、どうしたらよいのかもわからないことが増えたような気がする。
特に心の余裕のない様が自身の感情面のコントロールに負担になっていると感じている。

成長してお互いが人間同士として向き合うようになり、それぞれの個として生きているのだからリレーションシップがそう簡単であるわけがないのだけれど。

毎日、娘から「大好き」と言われるとうれしい。
でも照れくさい気がしてしまう。

思い返してみると、私は家族に「大好き」と伝えたことがあまりない気がする。

「ママ大好き」、「パパ大好き」

いろいろ当てはめて思い返してみても、子供の頃の私の声は聞こえてこない。

私は子供の頃の記憶が割と事細かに覚えている方なのだが、言葉で伝えたり手紙に書いたり、今の私の娘に比べると遥かに使ってきていないと思う。

うれしい言葉のはずなのに
もっと彼女がうれしい返し方があるはずなのに
どうも鸚鵡返しのような返事になってしまう。

無償の愛は子からの愛。

親から子へ与えるものなどなく、親が受け取るものばかり。

イライラしたり、チクチクと嫌味を言ったり、自分がいやになるけれど、毎日毎日、「明日こそ」って思う自分がいるよ。

私も大きな愛で接したい。

じっとこだわってしまうことって離れてみると全体像が掴めてスムーズに進んだりするから、「完璧」から少し距離をとっていきましょう。

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Odette@パリ在住
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