アンテナが向く方

昔、駅から家に歩いて帰るまでの３０分間、「黄色の車が５台通り過ぎる」と意識しながら歩いてみた。
普段なら気にも留めないことなのにこんなふうに意識してみたら、本当に真っ黄色の車が５台私の目の前を通り過ぎていったのだ。

意識というのは面白い。
そこにフォーカスを当てると、その情報がちゃんと入ってくる。

noteで何度も書いているように今韓国語を勉強中だ。そのせいか、テレビ番組やその他のことで、韓国の情報をキャッチしやすくなった。

つまりアンテナが韓国の方に今は向いているのである。

先日偶然みたNHKの番組がまさに私のアンテナが向いていることだった。

2番組のうち、一つは韓国の未婚母子支援施設のドキュメンタリー。
もう一つは伊藤詩織さんというジャーナリストが、韓国人で従軍慰安婦だったハルモニおばあちゃんたちにインタビューをしているドキュメンタリー。

これまで全く興味のなかった隣国に、最近になってアイドルというフィルターを通して韓国語を学び始めたお陰で、私は韓国という国をちょっとずつ知り始めている。それも音楽以外のことで。

女性を取り巻く問題とハングル。

私のアンテナが意識して(または無意識に)受信した情報だ。

私たちには、そこに意識を向けさえすればちゃんとその情報をキャッチできる能力が備わっているような気がする。

きっとポジティブなものにアンテナを向ければ、気持ちや考え方もポジティブなものをキャッチするのかもしれない。

しかし無理をしてポジティブな方に向けなくても良い。自分が意識をしたときにしっかりと受信できる、感度の良いアンテナで有ればいい。