香水を使い切った日
ちょうど1年前に買った香水を先日使い切った。
仕事柄香水をつけることができなかったので、人生で香水を使い切ったのはこれが初めて。
この香水を買いに行った日のことは今でも覚えている。
抑うつ症状とフラッシュバックの連続で、勇気を振り絞って震えながら電車に乗った。
それからは私はほぼ毎日この香水をつけて眠りについた。
不安な時、悲しい時、この香水の香りは私を落ち着かせてくれた。不思議なことにこの香りを纏うと安心するのである。
この香りはもう「私の香り」になっている。
寝具、パジャマ、下着や洋服にも、かすかにその香りが残る。
本当はもう香りなんて残っていなかったのかもしれない。
しかし脳に刻まれた「香りの記憶」が呼び覚まされ、つけるたびに毎回アップデートされていった。
1年経って、私の香りの感覚は変わったのか?それともまた同じ香りに包まれたいと思うのか・・・。
「人生を変える一本を。」
そうお願いして見つけた香水は、人生を変えてくれたというより、人生の転換期にそっと寄り添ってくれていた。
そして私のnoteはこの香水の物語からはじまり、これからも続いていくだろう。
あの香りに出会うために、もう一度FUEGUIAを訪れたいと思っている。
それでは皆さん、素敵な週末をお過ごしくださいね^_^
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追記:noteから嬉しいお知らせが届きました。
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