プロポーズの反意【アナと雪の女王2スピリチュアル考察】
「アナ雪2」のもうひとつの見どころは、クリストフが無事アナにプロポーズできるのか。
クリストフは作中を通して2人きりになる機会をうかがっていたようですが、みんなの前で勇気をもって申し込む方が、あの2人に合っている気がします。
アナ雪1とのセリフの繋がり
クリストフのプロポーズを英語で聞くと、アナのことを
“A extraordinary person” (特別な人)
と表現していることが聞き取れました。
実はこのセリフ、アナ雪1と繋がりがあるんです。
エルサがすべてを凍らせてしまった時、「お前も魔法使いなのか」と疑われるアナをかばうために、ハンスがこう言いました。
“She is completely ordinary.” (彼女はごく普通の人間だよ)
ある意味、身の潔白を証明する場面とはいえ、直後にアナが複雑そうな顔をしているのが印象的です。
英単語「ordinary」は「普通の」「ありふれた」というような意味です。
そこに「extra(エクストラ)」がつくことで、「特別な」「他にはない」というような意味があります。
つまりアナという女の子は、ハンスにとっては踏み台に過ぎない「ただの人間」だったのに対し、クリストフにとっては「他にはない特別な人」という存在なのですね。
クリストフが2人のやりとりを知っていたかは不明ですが、
どちらにしろたったの一言ですべてを物語るのに、これほどぴったりな言葉はないでしょう。
クリストフはあれこれ飾らない方が、持って生まれたセンスが光ると思うのです。
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