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2023/05/26 戦場 眼前に突風

 ユニゾンのライブ参戦が明後日に控えているけど、今日はまさかの通常回。反省会でもある。早起きするように心がけるこの頃。タイトルは大好きなRPG、世界樹の迷宮シリーズの戦闘BGMから。今の心境は迷宮で「🟡」アイコンに当たったあの感じ。緊迫。
 ちなみに世界樹の迷宮は出願可能な研究計画書が出来上がるまで買わないことにした。さっき決めた。見通しが立つまでは絶対買っちゃいけない。やり込んじゃうから。1ターン休みのデバフを受け続けてしまうから。

測位不可の現在地から生存報告

 大学院への出願まであと1ヶ月に迫った。最近はそのことしか考えられない毎日。大学の試験はなんでこんなに対策ができないんだろう。教授から唯一得られた情報「一貫性の有無が分水嶺」だけを命綱に研究計画書を書き、詰まったらアドバイスを貰いに行く。つい一昨日帰ってきたのは「論理展開をもう少し緻密にしたほうがいいように思います。(中略) 自分の問題意識をもっともっと具体化させましょう。」という助言。
 負ける人の共通因子のうち「情報不足」に引っかかりそうで怖い。人脈前提の就活よりかなりマシだけど。いやこれも (良質な) 指導教官や上回生は半ば前提だから、たまたま教授との人脈があった私に若干有利なだけか。

 論文10本 (正確には12本) 読んでから、新たに3本読んで、10本のうち2本を読み直した。改めて見ると3週間もあったのに進捗が無さすぎる。テーマも少しずつ絞っては来ているけど2択で迷っている状態。どっちでも良いというかどっちを選んでもイバラの道なんだけど。
 5/30にはまた相談に行くつもり。ただ今日データを漁って分かったのが「そもそもこれらは研究する意味があるのか?」という問いに答えられていないということ。片方は一応あるつもりだけど、かなり無理のあるロジックだと思っている。

 試験対策も研究計画書もなかなか思うように進まない。もう少し正確に言うと、計画通りではあるが、この計画が果たして正しいのか分からないという状態。もう少し余裕を持った計画に移行したいけど、期末試験の存在、研究計画書、アルバイト (と私の怠慢) が上手に邪魔をしてくる。
 大学受験の頃みたいに集中して長時間勉強できなくなったのは精神の衰えか肉体が錆び付いたのかどっちなんだろう。体力が落ちたから続かないのか、続かなくなったのを体力のせいにしたのか。あるいは両方の可能性もあるな。1年生の時は免許に小テストに週3のバイトにと毎日こなしていたの、控えめに言って偉すぎる。

 今まで「重要な場面での負け」を経験したことがない。それがこの先のどこかで敗因となる予感はある。長期的な計画を練って負ける時の「負ける計画」が分からないからだ。しかしそれがここであってはいけない。新卒カードを持っている時点での敗北は、その後のデバフが大きい。私の能力では挽回できない。
 なんとか自分を鼓舞して頑張っている。ただ最近はそのバフが効きづらくなっている。自分の位置が測位できないから、どれだけ後ろにいるのかが見えないため「まぁそこまででも無いっしょ〜!」という慢心がまだどこかにあるんだと思う。

 さっきも挙げた負ける人の共通因子。確か林修が元だったと思うんだけど「情報不足」「慢心」「思い込み」の3つ。これは結構間違いないと思う。今までに経験した負けはそうだった。そしてまずはこれらが起こらないようにキッチリ対策を練ることが肝要だと思う。
 負けた場合は泣いたり言い訳したりするのも良いけど、絶対この類型に当てはめて分析することを忘れない。でなきゃ次勝てないから。私はそうやって生きてきた。

 「情報不足」は個人的に最も起こりづらかったと思う。こと受験ではそうだった。基本的に必要な情報は集め、足りない部分は推測で補完する。というか情報が足りないと何も進まない。そこまできて初めて「慢心」と「思い込み」が顕現する。負けは大抵この2つだ。逆に言うと、この2つを徹底的に排除する努力をすれば「やれることはやった」と言える。(だからこそ今回は怖い。「情報不足」故にちゃんと戦えているか不透明なのが怖い。)
 この考えを弟と妹には冗談半分で伝えてきた。久々に今日もこの持論を話す機会があったんだけど、そこで今日は私が失敗した。負けた。

「歯に衣着せぬ物言い」

 「歯に衣着せぬ物言い」という言葉がある。思ったことを包み隠すことなくストレートに口に出すこと。私はこのタイプだと思っていた。でも今日それは違って、私はこれを言い訳にして逃げていただけだと気づいた。

 「歯に衣着せぬ物言い」という表現が通るのは、伝達される情報が「伝えるべきこと」で「伝える以上の意味は持たない」言い方で伝達されるときのみ。私はそうではないと思う。言い方が少しキツイとインターンで言われた話も過去に書いた。あの時はなんとなく答えを出したけど、多分あれもこういうことなんだろう。
 「歯に衣着せぬ物言い」の時もあるとは思う。でも私は「別に伝えなくても良い情報」を伝えているか「他に何か意味が付与される」言い方で伝えていることが多いんだ。どちらか片方の条件が欠ければ、それは「歯に衣着せぬ物言い」ではない。ただ思いついたことを相手への配慮抜きに言う、無礼な人間だ。

 私は歯に衣着せぬ物言いの側だと慢心していた。ただ実際は配慮という段を省いているだけなのに。それによって妹を傷つけてしまった。私の負けだ。強い人だから口にはしないけど、上からのプレッシャーを感じているという想像ができなかった。これは思い込みにも当たるかもしれない。受験に失敗した負い目を実はまだ振り切れていなかった可能性もある。
 直接謝られるとさらにプライドを傷つけられる性格だから、時間をかけて許してもらおうしかない。半分は私が意図して与えたプレッシャーだ。責任も同時に私が背負わなきゃ。

 「歯に衣着せぬ物言い」に託けて、今までもたくさんの人を怒らせたり悲しませたりしたと思う。人間関係が下手な理由が1つ分かった。伝えるべき情報は時々刻々と変化するから、まずは他意を含ませない伝え方を意識しよう。そうして少しずつ本物の歯に衣着せぬ物言いができるようになろう。

夏がにじり寄る

 もう平気で夏日を越えるようになった。30度までは達しないけど、半袖の人も増えてきた。走ったりすると汗が浮かび始める。日傘をさしている人も多い。リュックを背負うのがそろそろ嫌になって、トートに変えるか悩み始める。

 私は基本、大学の図書館で勉強している。気温が上がりきらないうちに、日光に晒され続けるキャンパスを横切ってしまいたいから、早起きして図書館まで行っている。
 これは私の経験則なんだけど、教育機関は冷暖房調整が下手、というか上手にすることは不可能なんだと思う。立って動き回る教員と、じっと座ってる生徒の両方を快適にするのは難しい。

 でもさ!図書館ってもう少し涼しくならないのかな。座っている人がほとんどだから暑くはなりづらいのは分かるんだけど、この時期の外気より暑いのは微妙に帰りたくなる室温になっちゃう。
 暑がりな私の戯言だけど、東側や南側の席とかすごい。冬は大差ないくせに夏は超暑い。ブラインドも無いし、なんとかならないかな。寒いのは着込めば凌げるけど、暑いのは限界あるじゃん!

 恋愛ソングで髪の長い男の人が言う「夏のせいにする」はよくわからない。ちゃんと見て告白してこい!といつも思う。でもそれ以外の怠惰を夏のせいにするのは良いと思う。良くないけど。
 とりあえず私は夏のせいにしたい気持ちを表明しつつ、眼前の「🟡」アイコンをしっかり倒さなきゃ。

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