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#01「きっと星のせいじゃない。」

初めにレビューする映画は「きっと星のせいじゃない。」です。

私が映画にハマるきっかけになった作品のひとつで、初めて涙した映画です。大切な人の死というものを経験したことのなかった私はこの映画でそれを学びました。


あらすじ 

ヘーゼルはインディアナ州に住む賢い女の子。しかし彼女は甲状腺がんを患っていて人工呼吸器が手放せない生活をしている。そんな彼女は母の勧めで訪れたガン患者の支援カウンセリングで骨肉腫と言うガンで足を失った男の子オーガスと出会います。

同じ境遇の二人は打ち解け、仲を深めていきます。おすすめの本を貸し合ったり、患者仲間とふざけ合ったり同じ時を過ごすようになります。

ある時、オーガスはヘーゼルに借りた小説の結末について考えます。それはガンを患った女の子が主人公で、ヘーゼルとどこか重なる物語でした。

ヘーゼルも長年読んできたその小説の結末には納得いってなかった。それを知ったオーガスタは作者のピーターと連絡が取れないか試みるとかつてアシスタントであったルドウィクと連絡がとれ、ピーターとメールのやり取りができるようになった。

ピーターに小説の結末について聞くと、そのことについて直接話したいというのであった。

そして病院の先生を説得し2人はピーターの住むアムステルダムに向かいました。しかし、2人は想像と違う酒浸りの生活を送るピーターに会い驚きます。

オーガスタとメールのやり取りをして会う約束をしたのはルドウィクだったのだ。それを知らされていなかったピーターは怒り、突然の訪問者を嘲笑いガンのことをからかいます。傷ついた2人をルドウィクは観光に誘います。アンネフランクの家をまわり、その夜2人は結ばれました。翌日、オーガスタは骨肉腫が再発したことをヘーゼルに打ち明けます。

ルイディアナに戻ると数日でオーガスタは集中治療室に入ることになります。自分の死が近いと悟ったオーガスタは生前葬を開き、ヘーゼルと盲目の親友アイザックを招きます。

招待されたヘーゼルとアイザックは事前に用意した手紙を読みます。ヘーゼルは小説の一説を引用し、「オーガスタと過ごせた時間は何にも代えられない幸せだった」と語ります。

それから数日後、オーガスタはこの世を去ります。葬儀の日、ヘーゼルのもとに意外な訪問者が現れます。

それは、二人を傷つけ追い出した、作家のピーターでした。怒っているヘーゼルは手紙を渡されるがその場に捨てて逃げるように去ります。帰宅するとガスの親友が家を訪れます。

そして、ピーターの渡してきた手紙はオーガスタからの手紙だったことをしり、急いでその手紙を拾いに行き、読んでみると、それはオーガスタがピーターに添削を頼んだヘーゼルのための悼辞でした。

ピーターの態度に傷ついたオーガスタでしたが文章を作るのが苦手な彼は添削を頼んでいたのでした。そこにはヘーゼルを愛する気持ちで溢れていました。

手紙の最後の「OK?」という言葉にヘーゼルもまた、「OK」とつぶやくのでした。


感想…

私は大きな病気をしたことがありません。そして、当時の自分は大切に思っている人を亡くした経験もありませんでした。なので自分はこの映画を観たとき、感じたことのない大きな愛につつまれました。

まだ、10代の若者が大きな病と闘い普通の人が経験できることをできずに生活していく、そして死んでいく。フィクションのようでとても現実味のある物語で心に残りました。

主人公であるヘーゼルに焦点を当てたストーリーなので彼女を心配していたオーガスタが病気を再発した時の衝撃と悲しみはまるで自分の親友のことのように悲しくなってしました。

また、最低な登場の仕方をした、ピーターも物語の重要な役割をはたしてくれました。

多くの方にお勧めできますが、是非、主人公たちと同年代のティーンエージャーの方々に見ていただきたい映画です。


最後までいただきありがとうございます。今回は私が映画にハマるきっかけをくれた作品について書きました。よかったらいいねをくれると嬉しいです。

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