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ベスト・オブ・SUGAパート20選<中編>


私の好きなユンギさんのラップパートについてのお話の続きです。

前回投稿してから今日までに、PSYニムとユンギさんのコラボが発表されて死にかけていた所です。ユンギさんの楽曲提供スタイルは、あくまでも相手のニーズに応える事が優先だと何処かの雑誌で本人が答えていました。あれは誰がどう聞いてもPSYニムの曲ですね。世界一カッケェユンギさん今日もBIGLOVEです。

第一弾(前編)はこちら↓↓

20曲もあるので全3回に分けて書こうかな。



ユンギパート厳選<中編>


7.MIC Drop (0:50~)

言うまでもないです。MIC Dropといえばユンギですね(人によります)
こういうヘイトに向けた歌詞がピッタリすぎるユンギさん。ミアネオンマ〜辺りのパートのことです。
HIPHOPがやりたいのか、アイドルがやりたいのかどっちなんだ?結局金の誘惑に負けたんだろう、成功できるわけない、など他のラッパー達に沢山酷いことを言われてきた。
だが諦めることなく苦難を乗り越え、成功を収めた今だからこそ、このリリックが書けるのだろう。BTSぐらい世界的なスターになればこのぐらい書かないとやってられんよな。もっと言ってやれと言いたい。カッコ良い。

ラップのリリックについては詳しく無いし韓国語も分からないので何ともいえないけど、韻の踏み方がこう、ピタッ!とハマる感じが聞いてて気持ちがいいです。



余談でMIC DropのDesiignerさんとのコラボバージョンの方の話をさせて欲しいのだけど…

DisiignerさんバージョンではDesiignerさんが1番をほぼ歌っているので、原曲の2番ナムパートをラプラ3人でパート分けするんですね。

その歌い出しがユンギさんなのですが、それも心臓止まるぐらいカッコいい。そこだけリピートしたい。何でApple Musicに無いのか教えてほしい。



8.Airplane pt.2 (2:34~)

メディアの恩恵はお前達が受けただろ ケラケラケラ
セレブ遊びはお前の方が上手
俺たちは依然としてあの頃と変わらない

言葉を失うほどイカした歌詞です。MIC Drop同様彼らを叩いていたアンチラッパー達へのメッセージでもありますね。
ナムさんもRM : LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’ Behindにて、とても痛快で最高だと話していました。マジでおれがやりたかったんだけどハハハ、と笑っていたほど。

ナムさんは同じラッパーでありクリエイターでもあるユンギさんを、仲間であると同時にライバル視していた時期があったと思うんですよね。音楽性の違いで喧嘩していた過去の話もあったし。WINGS辺りのアルバムbehindを見ていても、何となくそう感じました。

しかし、LYS辺りのアルバムbehindを見ると、ナムさんはユンギさんをよく褒めているなぁと思います。今は心からユンギヒョンを尊敬しているのが垣間見えます。あらゆる部分でめちゃくちゃ褒めてる。ナムギエターナルフォーエバー。

9.134340 (1:38~)

ハイ来ました、ユンギさんの普段の話し声に近いトーンのラップです。大好物。こんなに聞いてて気持ちがいい声質ってないな。シンプルに結婚したい。最初声にフィルターがかかっていて徐々に開いていく感じもいい。

そして私が一番好きな部分が、ここ

없던 지난 날 이젠 깜빡
おぷとん じなん なる いじぇん っかむぱっ
니 향기 따윈 기억도 안나 잠깐
に ひゃんぎ たうぃん ぎおくど あんな じゃむっかん

和訳とか考えずに聞くとただこのラップの聞こえが好き。本人は強く言葉を放っているわけでもなく、ただ優しく囁いているはずなのに語尾の韻でスーパー爆撃ユンギ砲を喰らった感じ。

私UVERworldが好きなんですが、TAKUYA∞氏のフロウの感じを思い出しました。とにかくいつものユンギさんのラップのフロウじゃない感じが堪らないです。思わず拳を突き上げてしまった。

元カノに未練タラタラなユンギさんが性癖に刺さりまくるというか絶対ユンギさんはそうなんだけど(決めつけるオタク)口では元カノの匂いなんか今はもう思い出せないと言いつつ実際めちゃくちゃ敏感に反応してしまう所マジでユンギさんっぽい(ここまで息継ぎなし)

こういうドラマチックな展開とか考えるの得意なユンギさんホントいい加減にしてくれ…

10.Pied Piper (2:02~)

いや〜〜〜〜本当に悪い男たちの曲でしょ。罪深き笛吹男め〜〜〜〜どう責任取ってくれる〜〜〜〜!!と叫びたくなります。
完全に私たちARMYはバンタンの思うツボです。しかもユンギさんからこんなこと言われたら。

もしかしたらそうかもな 俺は少し危険
君を導く笛吹男のように 俺は君を試す
分かってるのに食べてしまう 禁断の果実のように

歌い出しの"SUGA〜"の前に"Yeah"がタダで(タダで?)ついているためすぐに誘惑されちゃう。ちょいちょいハ〜ンってのが入るの良い。

自分達をハーメルンの笛吹き男に例えるなんて事どうやって思いつくんだろう。まさに素晴らしい例え。このまま彼らについて行ったら自分がダメになってしまうこと、いい歳だし分かってるのに何故ついて行ってしまうのだろうか…もちろん彼らは責任取ってくれません。

ハーメルンの笛吹き男の内容知ってる人にしか分かりませんが、私は笛吹き男に連れていかれた子供たち、いや、むしろネズミ。ネズミに過ぎないんだ。笛吹き男がBTSなら私はネズミ。そう思いました。物語知らない人は調べてください。

あとこの曲、最後の最後でダンス踊り出すのずるいっすよね。

11.HOME (2:00~)

まるで家にいるかのようにリラックスできる雰囲気のシンセポップ。とは裏腹にちょっと寂しそうなユンギさんの綴るリリック。いや書いたかどうか確かではないけど絶対ユンギさんが書いたと勝手に確信してます。(追記:歌詞書いてました。よく出来たって言ってた)

全てを成し遂げ欲しい物は全て手に入れたが、残されたのは寂しさ。よくユンギさんが歌詞に綴っている話ですね。抱きしめてあげるからおいで。

big house, big cars, big rings(大きな家、車、指輪)という歌詞はよくユンギさんが使う言葉。
NO MORE DREAMやInterlude:Shadow、Agust DのWhat Do You Think? など。
デビュー当時は"I wanna" big house, big cars, big rings と言っていたのに…もう全て手に入れちゃってます。かっこい〜!ミンストラダムス〜!

12.Her (1:25~)

ラップラインの曲。ユンギさんの作った爆イケトラックと、ARMYのことを綴った歌詞。楽曲の雰囲気も歌詞も全て好き。
1:25辺りから左、右と交互に”ア〜〜…”という脱力感のある声が遠くから聞こえてきます。
あぁ懐かしい、聞き覚えのあるユンギオッパの声…(元カノ人格降臨)

もしかしたら俺は君の真実であり嘘かもしれない
もしかしたらあなたの愛であり憎悪
君の敵であり仲間 天国であり地獄 時には誇りであり恥
SUGAパートより ※少し省略してます

RM : LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’ Behindにてナムさんが、人は愛が美しく綺麗でなければならないと言うが、僕は愛と憎しみは同じ言葉だと思っている。愛は絶対に美しいだけではなくその中に犠牲もあり、譲歩があり、配慮もある。 と言っていたのを思い出しました。
私は昔"愛が憎しみに変わる"という言葉の意味をいくら考えても理解できなかった。中学生ぐらいだったかな。どういう意味だ⁉️って思ってたけど今なら分かる。愛も憎しみも同じだと私も思います。

俺は絶対仮面を外せない 
仮面の中の俺は君の知ってる”そいつ”ではないから
今日も着飾って仮面を被る
あなたの愛してくれる俺になるために
あなたの愛する”そいつ”になるために
SUGAパートより

ユンギさんの言う"そいつ"とは、本来のミン・ユンギではなく仮面を被ったBTS・SUGAの事かと思います。そして仮面を被っただけの自分が愛されて良いのかどうか思い悩む。どうか本当の姿を知らないままでいて欲しいと。

しかし私はそんなこと言われたってユンギさんを信じてついていきますけど。本当のユンギさんがどうであるとか関係ない。

仮面を被った"そいつ"も本来の姿である"俺"も、同じミン・ユンギという人間じゃないですか。愛と憎しみが同じであるように。

今いいこと言いましたよね私。

あとナムパートで好きな部分がここ
「君に出逢って僕が本だということを知ったのか、それとも君が"僕"のページをめくったのか」

の歌詞のあとに 本のページをぺラッとめくる音。
これがマジでいい!マジでいい!マジで!(語彙喪失)


13.Black Swan (0:26~) (1:56~)

まずは歌い出し部分、ユンギさんスタートで正解。というかただジョングクとユンギペンな私得です。右から聞こえるジョングクの歌声とユンギさんのラップの組み合わせで7万回は死にました。

舞踏家は二度死ぬ 最初の死は踊るのをやめた時
そしてその死が最も辛い 
ダンサー マーサ・グレアムの名言

この名言をモチーフに作られているそうですね。彼らはダンサーでもあるがやはり音楽を届けるグループであり、特にユンギさんは"自分から音楽を取ると何も残らない"と言っていた。
音楽家が音楽をやめたとき、一度死ぬ。その死が最も辛い。音楽をやめる時というのは、音楽によって心が動かされなくなった時。つまりその瞬間が死である。それが今だとしたら。と、恐れているような歌詞。

しかし曲の後半では恐怖から立ち直ろうとする。

ここは僕の作業室 スタジオ
荒波が闇となり 押し寄せても
決してさらわれたりしない もう二度と
SUGAパート 1:56〜

彼らも音楽を作っていく中で全てがうまくいく訳では決して無い。メロディや歌詞が思いつかない、どうすれば上手く伝わるだろう、そんな些細なことから私たちには想像もできない深刻な問題まで、様々なことで音楽について常に悩んでいると思うし、音楽を聴きたくない日だってあると思います。

しかしそのような思いでさえも、音楽と素晴らしいパフォーマンスで表現し、人々の心を動かす。

とんでもないグループを好きになってしまった…



中編はこの辺にしておきます。ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。
次回また<後編>書きます!

後編↓↓


前編はこちら↓↓



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