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格闘ゲーマーになるまでの雑記04

6月が苦手だ。

どれくらい苦手かと言うと、前ダッシュからの急な通常投げや、不意な中段攻撃をガードする事くらい苦手だ。100%食らう。ムシムシするくせに夜は寒い。かと思えば次の日の夜は室内に熱が籠もり寝苦しかったりもする。その度に私はこの季節を鬱陶しく思う。

明日は雨らしい。

1ヶ月

ストリートファイター5を始めて今日で丸1ヶ月が経った。

もう一度格闘ゲームを始めるにはかなりのエネルギーが必要だった。
せっかく操作しやすいようにデバイスの位置を調整してもらっても、上手く出来なかったらせっかくの作業が無になってしまうと不安で仕方がなかった。

ただ遊ぶだけなら何も気負う事はないが、今回はイベントに誘われ、そのためにスト5を始めた。頼まれ事だったので尚更遊びでゲームをすることは出来なかった。

パッドを上手く握ることが出来ず、物凄く焦った。
「これ、無理かもなぁ」とさえ思った。

焦燥に駆られる中、やっぱり自分には無理だったと連絡しようかとも考えた。

諦めばかり重ねてきたせいで麻痺していた。自分がどんな未来を知りたいかを。私は格闘ゲームがやりたくてしょうがないんだと知った。誰のためでもない。自分のためにだ。

そんな当たり前に気付くまで本当に臆病だった。上手く行かなかったらどうしようと怖かった。それでも、もう格闘ゲームから逃げたくなかった。格闘ゲームに執着することにした。

こうして私は顎でコントローラーを動かすことにした。

最初は垂直は斜めジャンプに化けるし、しゃがみガードは立ちガードや↓に化けて思い通りにレバーを動かせずにイライラした。対戦相手にではなく、上手く出来ない自分に対してだ。

ダッシュも、真空コマンドも上手くできなかった。

ずっと練習をしているうちに顎は擦れて、ニキビができた。Vリバサをする度に痛かった。毎日潰して薬を塗って、新しく出来たのを潰す日々だった。

それでも、練習を重ねていくとコンボは上手くなるし、少しずつ上達を感じる事が出来た。何より、楽しくてしょうがなかった。

2週間を過ぎた頃には、プレイすることへの不安は無くなっていた。
そんな事より、上手くなりたかった。出来ることを増やしたかった。

3週間無理だと諦めかけていたクリティカルアーツを組み込んだコンボも、キーボードにレバーボタンを割り当てる事で解決した。

今、多分、やっと土俵に立ち始めた。
色んな事を本当に諦めなくて良かったと思う。

ひとまず目標だったゴールド昇格は達成できた。
細かいところや読み合いは赤ちゃんレベルだ。中段は立てないし、ベガのVスキル2はガードできない。とはいえ、操作に関してのハードルをやっと越えられた。

これからはキャラ対と読み合い等細かいところを鍛えて行こうと思う。


この一ヶ月。
なにより、友達とまた対戦ができるようになって嬉しかった。
初狩りキングともそこそこ闘えるようになった。今日は5先で負けたけど。

5月はとにかく濃かったな。
なんというか、とにかく楽しくてしょうがなかった。

そういえば顎の傷も上達とともに落ち着いてきた。
人間意外と続けていればどうにかなるもんだと気付かされた。


格闘ゲームって本当に素晴らしい

対戦ありがとうございました。

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