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毛蟹から学ぶこと 9jan.2019

福建省のことを闽と呼び、その南のことを闽南と言います。
なので、福建省の南方で作られる烏龍茶を闽南烏龍茶と呼びます。
その代表格が安渓鉄観音。
中国茶を知らなくても『鉄観音』という単語を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
そんな有名なお茶に隠れてあまり知られてないお茶もあります。
その一つが『毛蟹』という品種。
有名になるお茶(品種)はそれなりの理由があります。味や香りが良かったり、病気になりにくかったり、育てやすかったり、収量がよかったり…と様々な要因からスターダムを駆け上がっていきます。
その中でも味、香りが良いというのは需要があるので市場に出回りやすいです。
なので、必然的に日本に入ってくるお茶も有名なお茶が多くなります。だって需要があるお茶じゃないと供給する意味がないですから。
前置きが長くなりましたが、ですから、大して有名ではなく、流通量も少ない『毛蟹』を日本で飲む機会はあまりなかったし、飲んでもそんなに印象に残るお茶ではありませんでした。そんなに印象に残るお茶ならもっと流通しているはずです。

ですが!!!
毛蟹の概念が覆りました

安渓にすっばらしく製茶がうまい作り手さんがいらっしゃいまして、素材は無農薬無化学肥料の質の良い毛蟹、それを繊細に作り上げている。
焙煎が絶妙!
今回の旅で感じたことは、私は武夷山の焙煎よりも安渓の焙煎具合の方が好きだということ。
まあ、それは好みの問題なんですけどね。
好み云々を置いといて、どんな品種でも育て方と製茶師の腕でどんぴしゃにハマるとここまで完成度の高いものができるのかと感動!感激!いたしました。

と、いうことでこの奇跡の毛蟹、販売します。
お楽しみに♫

love,JENI

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