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2月の購入本紹介

2月も懲りずに本を買った。

積読は増えるばかりではあるが、知人にその話をしたときに
「いいタイミングがあるからね―。」
と言われてなんだか少し気が楽になったから、買う手は止めないことにしている。

今回は久しぶりに(もしかしたら初めて)図書カードを使って購入した。

最近どんどん本が好きになっている私の状況を見て母が誕生日に図書カードをくれた。
小学生への贈り物みたいだとも思ったけど、母に
「私が自分で選んだら好みが違うから何か言われそうだと思って図書カードにした」
と言われて、内心
「よく分かってるな…。」と思った。

今回は二冊の本を買った。
この頃、本を買おうとすると必ず二冊買ってしまう。
なにか理由があるのだろうか。

なにはともあれ、どちらも今から読み終えた瞬間が楽しみだ。

一冊目

殺したい子
/イ・コンニム(矢島暁子 訳)/株式会社アストラハウス

書店を見つけてすぐ
「また韓国の小説を読みたい」
と思った。

そう思って韓国の本が置かれているコーナーを見ていたら見つけた一冊だ。

以前から気になっていた有名作品もあったけど、それよりもこれを読んでみたかった。

まずはタイトルの不穏さに惹かれた。
手に取り表紙を見てみると、描かれている瞳がとても美しかった。
でも持っているのは美しさだけでなくて、訴えたいことがあるように見えたし、見てはいけない何かを見てしまったかのようにも見えた。

その真意が知りたくてこの本を買った。
今まさに読み進めている。
もしそれが明らかになったときにはまたこの場で書こうと思う。

二冊目

神に愛されていた
/木爾チレン/実業之日本社

書店に一緒に行った友人が進めてくれた本である。
小説家のことを書いている物語だと知り、即決した。

最近、変わらず文章を書くことは好きだけどこの拙さでは書く者としての責任が負えないのではないかと感じるようになった。

顔の見えない人に読んでいただく文章として、インターネットの海に投じる文章として、何が適切で賢明なのか。
配慮はしつつ遠慮はしないように書くにはどうしたらいいか。

気を使ってばかりでは書きたいものは書けないし、読んでくれた誰かの中に「読んだ意味」・「時間を使った意味」が生まれなくなる。

今思えばそのヒントを得たかったのかもしれない。

今月中に読めたらいいな。

終わりに

この二冊には大きな意味を期待しているような気がする。
また期待できるものに出会ったことが嬉しいし、その期待がどうなるか楽しみだ。

さあ、これを書き終えたら読み始めることにする。

では、また。


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