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宮部みゆき

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記事一覧

R.P.G.

著者:宮部みゆき 発行日:2001年8月25日 発行元:集英社文庫 <あらすじ> 建築中の一軒家の中で殺人事件が発生、所田良介が刺殺された。捜査が進むにつれ、所田がネット上で「お父さん」を名乗り、家族ごっこをしていた痕跡がみつかる。武上らはある結論を導き出し、ある“計画”を実行することを決意する。所田の娘・一美がマジックミラー越しに見守る中、「カズミ」「ミノル」「お母さん」の取調べが始まる。犯人は誰なのか、そして“計画”とは…。

レベル7

著者:宮部みゆき 発行日:1990年9月1日 発行元:新潮社 <あらすじ> レベル7まで行ったら戻れない―― 謎の言葉を残して女子高生・貝原みさおが突然失踪した。男はあるマンションの一室で目を覚ました。隣には見知らぬ女が寝ている。てっきり深酔いして記憶が曖昧なだけかと思ったが、何故か二人とも記憶をなくしていた。そしてその二人の腕には「level7」という不思議な文字が残されていた。見覚えのないその部屋には、札束がぎっしり詰まったスーツケースと拳銃と血の付いたタオルがあっ

龍は眠る

著者:宮部みゆき 発行日:1991年2月1日 発行元:新潮社 <あらすじ> 嵐の晩だった。雑誌「週刊アロー」記者の高坂昭吾は、車で東京に向かう道すがら、道端で自転車をパンクさせ、立ち往生していた少年を拾った。何となく不思議なところがあるその少年、稲村慎司は言った。「僕は超常能力者なんだ」。その言葉を証明するかのように、二人が走行中に遭遇した子供がマンホールに落ちて死亡する死亡事件の真相を語り始めた。それが全ての始まりだったのだ……慎司は本当に超常能力者なのか?数日後、高

魔術はささやく

著者:宮部みゆき 発行日:1989年12月1日 発行元:新潮社 <あらすじ> それぞれは社会面のありふれた記事だった。最初の女性はマンションの屋上から飛び降りた。次の女性は地下鉄に飛び込んだ。そして三人めはタクシーの前に。何人たりとも相互の関連など想像し得るべくもなく仕組まれた三つの死。さらに魔の手は四人めに伸びていた……。だが、逮捕されたタクシー運転手の甥、守は知らず知らずに伏せられたカードをめくり始め、事件の真相に迫っていたのだった。 見事な構成、卓抜な文章力、生き