映画「二十四の瞳」(1954年)を観て

1954年に公開された日本の映画。自分が観たのは2007年にデジタルリマスターされた版。

涙、ただただ涙だった。戦中、戦後の暗さと、その中でもただひたすらに生きていく明るさ、希望が胸に詰まる。
舞台となっている時代と、今の時代とでは価値観がまるで違うが、何故か感情移入してしまう。子供も大人も男も女も皆平等に辛いことがあるし、死んで行くし…
そんな中での主人公大石先生のひたむきさ、まっすぐなところが、果てしなく尊いですね。眩しすぎて見れないです、泣くことがあっても前向きなんですね。前を向いた涙。
ラストのシーン、実は元の小説を読んだことがあったので、展開知っていたのですが、それでもだめでした。もう、堪えられませんね、写真を見てみんなの名前を言うシーンは、ホントに無理です。あんなもの泣きますよ、そりゃ。分かっててもね。
この映画を見ると他のことがどうでもよくなってきます。(それじゃあダメなんだけど)
自分の人生なんて本当に大したことないと思いますね。

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