映画「どん底」(フランス)を見て

1936年に公開されたフランスの映画
タイトルを見てちょっと暗い映画なのかなと思ったが、全然そんなことは無く、コメディ要素が多分にあり、展開も早いので見ていて飽きなかった。

主演はジャン・ギャバン、コソ泥のぺペルを演じる。このぺペルと、ギャンブル狂の男爵(役者はルイ・ジューヴェ)が主人公だと思われる。メインの主人公はぺペルだろうけど。

ぺペルは分かりやすく主人公って感じなんだけど、自分はどっちかっていうと男爵のかっこよさにハマった。
まず服装というか、着こなしですね、あと所作。渋いわぁって感じです。
そして男爵、中身もなかなかパンチが効いていて、キチガイのようにギャンブルにハマったり、そのまま無一文になったりと、結構展開激しいんですが、本人は全く気にしてないです。そういうところがなんかかっこいいです。潔い。
使用人とのやりとりも面白いですね。「君が今までくすねてきたものでチャラにしてくれ」って、気づいてたんかい。

果たしてコソ泥(ぺペル)はコソ泥から変われるのか…そんなところで物語は終わりますが、どこか希望に満ちた、爽やかな終わりかたでした。
そして男爵は男爵で、何故か悲壮感の無い暮らしをしております。なんででしょうね。落ちぶれてるけど、堂々としてる。(威張り散らしてるわけじゃない)なんかかっこいい。

それでは今回はここまで
ありがとうございました👋

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?