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意思決定した内容を他者に伝える際は、思考開示した方がいいと思った話

とある出来事から得た学びを記しておきます。
先に断っておきますが、内容は以下の通りとなります。
 ・与太話 of 与太話となります。
 ・データの話ではないです。
 ・とある出来事はお話しできないです。

結果と決定事項だけを相手に伝えても、いらぬ反発を生じる

よく、結果から話せ!とコンサルの教科書やプレゼンテーションの資料などで記されているのを見かけますが、この場合の構成は、

起 -> 結 -> 承 -> (転 ->) 結

という構成になるかと思います。
以上の構成自体はストーリーテリングの手法の一つとして至極オーソドックスな構成として一般的に広まっている手法なので別段違和感はありません。

ここから、最初に述べたとある出来事に対する学びにリンクします。
結のインパクトの大きさによって、承の質が要求されるという点。
この点を考慮しないと最初の結のインパクトを払拭する納得感を与えることなく、最後の結でダメ押しで大きな不信感を生じ、無益な反発を生み出してしまっというのを目の当たりにしました。

例えると、某バトルロイヤル系映画の冒頭で、「今日は、皆さんにちょっと殺し合いをしてもらいます。」なんて言われ、えっ?てなったその感情と似ています。
映画というエンターテイメントでの理不尽さを表現するにはこれほどにもないインパクトですが、現実でこれと同じことが発生した場合は、相当質の高い承でないと、最後の結で暴動が発生するのは予想できます。

思考開示することの重要性

見出しにもある通り、ここからは僕の思考開示です。
先ほどの

起 -> 結 -> 承 -> (転 ->) 結

の結を(インパクトの大きな)意思決定とおいた場合、承や転はどういった類の質が要求されるのかを考えてみました。

結論から言うと、起結承転結スタイルで意思決定を伝える際は、

承 = 背景: なぜ、その意思決定するに至ったかの説明
転 = 思考開示(もしくは議論): 背景を踏まえて、導いた意思決定がよかったのかを試行錯誤したプロセス

という構成で臨む必要があるなと思いました。
ミーティングや登壇など、限られた時間の中で伝えるのはなかなか難しいですが、大事な意思決定においては順序立てて段階を踏まないと、破綻するのは今回の出来事で学びました。
個人的には、なぜ、その意思決定に至ったかの背景の情報がファーストタッチとして必要であると結論付けています。背景の情報伝達が欠けると、意思決定に説得力が生まれないばかりか、歪んだ意思決定と捉えられてしまい、望まない反発を生じてしまうことにつながります。

また、背景の内容によっては意思決定する側と聞き手の立場が違うので容易に齟齬がある可能性はあります。
その場合は背景と意思決定をつなぐパイプ役として、思考プロセスを包み隠さず開示するのがテクニックとして有効であると思います。
思考開示こそが、両者の溝を埋めるキーになると。人間性が試されています。

まとめ

今回経験した点で思考開示の重要性に改めて気付かされたので、情報発信する際は留意するよう心がけていこうと思いました。
&
冒頭で経験した出来事について、勢いで書いてしまった感はあります。
でも、こうした思考内容を文章に書き留めるのも悪くはないなと、書いてみて思いました。

これを読んだ方が少しでも参考になればと思います。

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