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『メタ認知』のすすめ ~客観的に自分を見つめることは難しくない~

「メタ認知をする」ということは、自分が行っているいつもの行動や考え方を客観視することと言えます。
このメタ認知の能力がアップすれば、うまくいかないことがあった場合、自分の行動や考えを客観視し、原因に気づき、自分自身で修正していくことができるようになります。
「でも、メタ認知ってどうすればいいのか?なんか難しそう」という方もいらっしゃると思います。
簡単にできるメタ認知があります。 それはさまざまなチェックリストです。
「この場合、自分はどうするだろうか」を考えることはメタ認知の第一歩です。
そして、誰かとその結果を共有し、違いを話し合ってみてください。気づきが深まるはずです。

メタ認知とは、「通常の認知」を「もう一段高いレベル(メタ)からとらえた認知」のことです。
そして、メタ認知には、「メタ認知的知識」と「メタ認知的活動」があります。
 ➡「メタ認知的知識」とは、「自分自身の状態を判断するために必要な知識」のこと。自分で把握している知識や、自分で分析した自分自身が持っている考え方や行動傾向のこと。
 ➡「メタ認知的活動」とは、自分自身を観察したり、考え方を修正したりすること。

▶離職の理由の上位にくる「人間関係」・自分を振り返ってみる

それでは、以下について「そう思う」か 「そう思わない」か 「そう思わないけどそうなっている」か、考えてみましょう。

□ 報・連・相は部下/後輩からするものだ
□ 人間なので時には感情的になってしまうこともある
□ できて当たり前のことをいちいち褒める必要はない
□ 忙しい時は最低限のコミュニケーションになっても仕方がない
□ 忙しい時にこちらの状況を考えず声をかけられるとイライラする
□ 依頼したこと以外のことはやらなくてもよい
□ 知識があまりないのに思いつきで新しいことを提案してこられても困る
□ 経験を積めばいろいろ分かってくるのでそれまでは意味を考えるより指示通り動いてほしい
□ 相性があるので話しやすい部下/後輩に依頼が多くなることもあるが大きな問題ではない

いかがでしょうか?

チェックをして、自分の傾向に気づいたら、「なぜ自分はそう思っているのか」「それは正しいのか」と一段掘り下げてみましょう。
そして、それを他の人と話してみたり、「変えたほうがいい」と思ったならそのための情報収集をしたり、今の行動を変えてみたりなどの、次の一歩を踏み出してみましょう。

▶人望が厚い人とは、どのような行動を取る人か

有言実行で約束を守る

小さな約束でもしっかりと守ってくれる人は、周囲から信頼されます。また、他人との約束だけでなく、自分で決めた約束事や目標も成し遂げます。 そうなるためには、小さな積み重ねを長い時間かけて行うことで、信頼関係を構築できます。しかし、どんな信頼関係も、たった1回の裏切りや嘘でたやすく崩れ去ってしまいます。そうした信頼関係の難しさを理解し、自分の言動に責任を持つようにしましょう。

責任感が強く、面倒見がよい

自分だけでなく周囲のことも考えることができます。相手の意図を汲み取って、必要なサポートができ、いざというときに逃げず、「最終的には自分の責任」と捉えて行動できます。 そうなるためには、他の人の視点で自分を見ることが大切です。「他者にはどう見えているのか」「自己中心的だと思われていないか」など客観視する癖をつけましょう。

思いやりがある

人を大切にしており、普段から思いやりを持って接しています。自分中心に物事を考えるのではなく、相手に配慮した行動を取ることができます。そうなるためには、怒りや悲しみなどのネガティブな感情を抱いてしまうことはあります。大事なのは、その感情のままに行動したり、表情や態度に出したりしないことです。「今この場で表現してもいい感情なのか」を客観的に考えることができるようにしましょう。

ちなみに、「人望がない人」の行動傾向とは、
・自己中心的な考えや行動が多い、・怒りなどネガティブな感情を外に出しがち、・ミスや失敗をした時、自己保身に走る、でした。

出典 GLOBIS CAREER NOTE 人望が厚い人の特徴とは?周囲から信頼される人になるためのポイントより(2022/11/18閲覧)を加工しました https://mba.globis.ac.jp/careernote/1496.html

メタ認知中

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