見出し画像

初めての入院&手術のことを語りたい。その5

こちらの記事は、『右眼真菌性角膜潰瘍』を発症し、それが元で初めての入院と手術(『右眼強角膜移植手術』)を経験した筆者の体験談をまとめています。

4度目の通院で、初めて医科薬科大の医師に診てもらいました。
私が入院するまでには、ここからさらに、半月を要します。


眼帯はつけないほうがいい?

2023年10月31日。
この日から、担当事業の絵画展がスタートしました。
準備の段階で、通院のため勤務を休ませてもらった私の代わりに、プログラムやキャプションの作製などを、同僚が補ってくれていました。

この日は、真っ赤に充血している眼をずっと瞑ったまま、一日、勤務しました。
この頃には、もう自力で右眼を開けられませんでしたし、左眼のみで過ごすことにも慣れてしまっていたのです。

まわりの方たちも、さすがに、右眼はどうしたのかと聞かずにいられないようで、申し訳ない思いで、いろんな人に状況を説明した覚えがあります。

そういえば、いつかの通院の時に、眼帯をしたほうがいいかを看護師に尋ねたところ、「視覚がさえぎられるので、今はよっぽどのことが無いかぎり、つけていませんよ」との回答でした。

今更ですが、上記のサイトを見つけ、記事を読んでみました。
主に『ものもらい』の時の治療をもとに書かれていますが、眼病全般に通じるものがあると思います。

そんなこんなで、満身創痍の中、一日職場で過ごし、翌日、再び市民病院へ通院しました。

5度目の通院

この日は、大学病院の角膜専門の医師が来る『水曜日』
どういう診断がくだるのか、緊張しながら診察室へ向かいました。

少し落ち着いた雰囲気の医師は、今までの医師2人と同じように、またしても曇った表情で顕微鏡を覗いています。
薬の回数を変えてから、2日が経過しています。
ですが、「(写真も無いし)初期の症状がわからないので、改善しているのかどうか正直よくわからないですね」とのこと。

薬の効果は、あまり感じられないようでした。

ただ、角膜の専門の医師に診てもらえたことで、状況は少し変わるかもしれないという期待もありました。
この日、さらに新しい点眼薬が処方されました。

・モキシフロキサシン点眼液0.5%「サンド」
5ml 右眼1時間ごと NEW
細菌のDNA合成を阻害することにより抗菌作用を示す。
通常、眼瞼炎、涙嚢炎、麦粒腫(ものもらい)、結膜炎、瞼板腺炎、角膜炎の治療や、眼科周術期(手術前後)の無菌化療法に用いられる。

同じ医師が来る、一週間後の水曜日に診察の予約を入れてもらい、病院をあとにしました。

目薬は3本に増え、プラス眼軟膏を1つ、とにかく毎日続けました。
上手にできていたかは今となっては疑問も残りますが、回数と容量だけはきちんと……。

痛みにも耐性ができるのか、考えてもしょうがないのか、11月5日に絵画展が無事に終わるまで、自分なりになんとかやり過ごしたようです。
ところが、5日の夜。
気が緩んだのか、右のこめかみのあたりの痛みで眠れず、夜中に鎮痛薬を飲みました。

6度目の通院

結局、痛みに耐えきれず、水曜を待たずに、劇場が休館日の月曜に6度目の通院をして、医科薬科大の医師から鎮痛薬を処方してもらうことになります。

・アセトアミノフェン錠300mg「JG」
5錠 1回1錠 5回分 頭痛時服用 NEW
体温調節中枢に作用して末梢血管を拡張することにより、熱放散を増大させて熱を下げる。また、視床と大脳皮質の痛覚閾値を上昇させ、痛みを和らげる。
通常、各種疾患および症状における鎮痛、急性上気道炎、小児科領域における解熱・鎮痛に用いられる。

そして、7度目の通院で、また新しい薬を処方されることになるのでした。

7度目の通院

11月8日、水曜日。
大学病院の医師による2度目の診察の日。
医師から告げられたのは、次のようなことでした。

  • 原因の特定と、症状の緩和を目指し数種類の薬を試していたが、大抵のウイルスならば、今まで処方された薬で何らかの改善がみられるはずだが、思ったような効果が見られない。

  • 緑膿菌に特化した薬を今回、処方する。薬が効けば、1~2週間くらいで痛みも取れるだろう。

  • 薬の適合を調べるため、10日(金)と、効果をみるため、15日(水)に再度通院してほしい。

処方されたのは、こちら。

・トブラシン点眼液0.3%
5ml 右眼2時間ごと NEW 
アミノグリコシド系抗生物質で、細菌のタンパク合成を阻害することにより殺菌的な抗菌作用を示す。通常、眼瞼炎、涙嚢炎、麦粒腫、結膜炎、角膜炎の治療に用いられる。

帰宅後、すぐに職場と、劇団のハハにLINEをしています。
この日も、今までの薬を含め、回数など細かく変えられたようですが、記録には残っていません。

これまでの記事を書くにあたり、

こちらのサイトを参考に、薬の作用と効果を調べながら書いています。
薬の画像も出てくるのですが、懐かしい思いで見ています。
短期間しか使わなかった薬もあるのですが……。

次回の通院は、11月10日(金)。
事態が急展開することになります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?