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初めての入院&手術のことを語りたい。その8

こちらの記事は、『右眼真菌性角膜潰瘍』を発症し、それが元で初めての入院と手術(『右眼強角膜移植手術』)を経験した筆者の体験談をまとめています。

2023年11月13日(月)の通院で、
「次回通院時、経過によっては、当日入院になるかもしれません。
 覚悟して準備してきてください」
と、告げられた私。

大学病院へ2度通院しても、明確な原因がまだわからないまま、膠着状態が続いています。

車載の災害用バックパックを入院用にカスタム

前回の通院で、入院を覚悟した私。
常備していた災害用のバックパックを車から降ろし、中身を詰め替えました。

東日本大震災を経験して以来、常に車載している、災害用のバックパック。
それまでは、キャンプに出掛けるたびに中身を吟味して、それこそ「わくわく」しながら荷作りをしていました。

まさか自分に、こんなに早く、こんなに突然に「入院」する日が来るとは思ってもみませんでした。

洗面用具や着替えなどに加え、発症してから日々の習慣になってしまった、薬類の数々を余すことなく詰め込み、まるで登山にでも向かうような荷物を背負って、父と病院へ向かいました。

体力が落ちているのか、思っていたよりも、背負って歩くことがきつかった覚えがあります。

ついに入院が決まる

待合室ではいつものように点眼をしながら過ごし、なんとかソファーにもたれ、呼ばれるのを待ちました。
前回通院時とほぼ同様の検査、診察を経て、医師からは、
「明日入院しましょう」と告げられました。

眼科病棟が今は満床で、明日にならないと空きが出ないこと、今日これから、入院前の検査をしてほしいことなどが告げられました。

診察後の14:55に、家族のグループLINEに、入院することを報告しています。

入院の説明と入院前の検査

入院前の検査は、採血とレントゲン。
眼科の受付で、それぞれの検査室までの経路図を渡され、とにかく間違いのないよう、病院内を歩きました。

通い慣れた眼科から離れ、初めて足を踏み入れる領域。

すれ違う患者さんは、車いすだったり、点滴を2つくらいぶら下げていたり、普段の自分では想像できないような光景でした。

水色のチェック柄のパジャマみたいな服を着ている人が多く(のちにわかりましたが「病衣」でした)、医師や看護師、病棟内のお店で働いている人、お見舞いもしくは付き添いの人など、いろんな人種が入り混じっていました。

体調は悪かったはずですが、新しい環境に好奇心が沸いたのも事実です。

緑色の封筒に入った「入院案内」のパンフレットを渡され、明日9:30までに眼科病棟へ入って欲しいこと、病棟への行きかた、準備してきてほしいものなど、丁寧に説明してもらいました。

諸々済ませて17:30の新幹線に乗り、帰宅したのが19:00頃。
重い荷物を降ろし、もらった入院案内を再度読み返し、入院申込書に記入、室内履きなどの生活用品を黙々と準備しました。

動けないわけではないので、足りないものは売店で手に入れることにし、とりあえず、病衣類とタオルのセットをレンタルで頼むことにしました。

入院当日

当日の朝、父の友人に来てもらい、入院申込書の「保証人欄」に記名・押印をしてもらいました。
今思えば、出勤前の忙しい時間に、よく寄ってくれたなと思います。

9:30までに大学病院に入るため、7:20には母と家を出ました。



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