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データ活用よもやま話

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「データ」をキーワードに様々な話題をお届けする、楽しくてためになるコラム集です。DXプロジェクトやデータビジネスのヒント探しにも。
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#DX

御社の日付・時刻データ、どんな形式ですか?

毎年6月10日は「時の記念日」です。日本で初めて時計による時の知らせが行われたことを記念して制定されました。時間の大切さを改めて感じるこの日に、日付・時刻データの管理方法を見直してみませんか。 皆さんはエクセルやGoogleスプレッドシートでデータを整理するとき、どんな形式で日付を記入しますか? 「2024/6/10」「2024-06-10」「6/10(月)」など、いろいろな形式が考えられますね。当社が運営しているデータマーケットプレイス「JDEX」にも、様々な日付・時刻形

データ取引・収益化の市場規模 - アジア太平洋エリアは急成長の見込み

いま、日本でデータビジネスへの関心が高まっています。そこで本記事では、データ取引・収益化の市場規模について、複数の最新レポートをもとにまとめました。データ収益化市場の現状と将来予測、成長要因、主要業界、地域別の成長予測を解説します。 データ取引・収益化の市場規模は?データ取引・収益化市場は、2023年の41.9億米ドルから2028年には104.1億米ドルに成長し、年平均成長率(CAGR)は19.98%に達すると予測されています。 データ収益化には、企業が自身のデータを活用

【DX担当者必見】いま知っておきたい「データ」に関する用語集

新年度・1Q、挑戦の季節ですね。この春デジタルトランスフォーメーション(DX)の世界に新たに足を踏み入れた方、またはチームに新しい仲間を迎えたリーダーも多いのではないでしょうか。 DXプロジェクトをスムーズに進めるには、「データ」関連の用語をしっかり把握しておくことが不可欠です。そこで今回、DXプロジェクトのスタートに役立つデータ関連用語集をつくってみました。 そもそも「DX」とは?「DX」すなわち「デジタルトランスフォーメーション」は、テクノロジーを活用して企業のビジネ

データで街を歩こう - 京都市バスのGTFSデータ公開が日常にもたらす小さな革命

こんにちは、日本データ取引所です。 先日、京都市バスのGTFSデータがオープンデータ化され、そのデータがGoogleマップに反映されたのをご存知でしょうか。 今回はこの事例をもとに、「データの標準化」および「データの公開」が私たちの日常生活を豊かにする様子を探ってみたいと思います。 京都市民である私自身の経験から筆者は今、京都市に住んでいます(私たちの会社はフルリモート勤務が基本で、全国に社員がいます)。 京都市にはターミナル的なバス停がいくつかあり、市内中心部にある

データビジネスをもっと気軽に!「データの名刺」を作りませんか?

こんにちは、日本データ取引所です。 もうすぐ12月ですね。クリスマスに忘年会、そして大晦日…… 楽しい予定が目白押しの1か月。飲み過ぎや食べ過ぎにはご注意ください。 さて、本記事では「データの名刺を作ってみませんか?」というお話しをします。 自社のデータを使って他社と協業してみたい…… そう思っている方は多いのではないでしょうか。 でも「データを社外に出す」となると、心理的ハードルがぐんと上がります。 (1)会社の財産であるデータを外に出していいか判断できない (2)デ

社内だけDXはもう古い!? 次世代ビジネスリーダーが注目する「業界DX」とは

今、日本の市場リーダーたちが、業界やサプライチェーン単位でのDXに注目していることをご存知でしょうか。社内でのDXがようやく進展してきた日本ですが、ビジネスのスケールアップと国際競争力向上を視野に入れたとき、この「業界DX」の必要性が高まっています。 「業界DX」とは何なのか。そしてどういったメリットがあるのか。この記事を通して、ご紹介したいと思います。 「社内DX」で満足していませんか?DXの定義とその段階 いまやビジネスをする上で当たり前の言葉となった「DX」。しか

「CC BY-NC-ND」って何の呪文? オープンデータライセンスやクリエイティブ・コモンズまるわかり!

近年「データ」が私たちの社会を動かす重要な要素となってきました。この波に乗って、オープンデータの利用が急速に拡大しています。 オープンデータとは、簡単に言えば「誰でもアクセスして利用でき、ルールのもとで二次利用もできるデータ」のことです。ただ、オープンデータにも様々な種類があることをご存知でしょうか? 例えば、商用利用できるオープンデータもあれば、できないものもあります。加工が許されているものもあれば、加工できないものもあるのです。そういったオープンデータの利用ルールや条件

「データ取引市場」とは?情報銀行やPDSとの違い、メリットや国際動向も解説

近年「データ利活用」「DX推進」等が取り沙汰されているように、企業や自治体はデータを活用してイノベーションを起こすプロジェクトに続々と乗り出しています。 現在、日本のデータ活用事例といえば、自組織が保有するデータを利用した取り組みが大半ですが、今後さらなるイノベーションを起こすためには、組織を超えたデータ利活用が必要であると考えられます。 そういった未来を目指して徐々に形成されつつあるのが「データ取引市場」です。この記事では、データ取引市場の概要や整備のメリット、企業や自