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年末年始は「C向けプロダクト大好きPdM」を見つけ出す旅に出ます。

音声配信プラットフォーム「Radiotalk(ラジオトーク)」代表の井上です。年末年始いかがおすごしですか? 私はというと尊敬している爆笑問題さんにラジオ番組内でサービス名を呼ばれ、あと別件で、推しのキズナアイちゃんから電話がかかってきました。ごほうび続きで心拍数がすごい。

さて、年末年始は意識的にまとまった時間をとり、主に読書と執筆とプロダクト使いまくること(寝食よりも習慣化しているので言うまでもない)、そして「C向けプロダクト大好きPdM」を見つけ出す旅に出ます! 旅のしおりを共有したほうが出会える確度上がるんじゃね?と思い、noteで公開することにしました。

(旅といってもリアルには出かけず、オンライン上で探したり会ったりを積極的にするという話です。じわじわとメタバースに近い意識になっていますね)

「読む時間ない」というPdMの方にはなんと、私のラジオトークでしゃべっておいたので、家事や掃除をしながらどうぞお聴きください!

1. 自己紹介(私と会社とプロダクト)

Radiotalk(ラジオトーク)という、ユーザー投稿型の音声ライブストリーミングを作っているRadiotalk代表の井上です。
小学生の頃に友だちがいなかったことからユーザー投稿型(以下UGC)のコミュニティのおもしろさにハマり、高校生の頃にYouTubeやニコニコ動画で「ラジオ」というコンテンツに出会い、日大の芸術学部にある放送学科という風変わりな大学でいろいろモノ作りをしながらラジオ制作やラジオCMを勉強していました。

大学は「お金を払って創作する」世界で、お客さんおいてけぼりの自己満足をゴールにすることも可能でした(この手の宗教戦争的な議論も夜通し‥おもしろかったものです)が、自分は「作りたいものを作る」ではなく「お客さんが(マーケットが)求めているものを作る」道を選びたいと思い、新卒でC向けに特化したIT企業・エキサイトに入社しました。

そこから、Web・アプリのプロダクト開発にプロデューサーとして従事し、ラジオやポッドキャストには「いちリスナー」として接していました。

ですが……「評価されるべきコンテンツが、経済的に報われないままでいる状態」を見過ごすことは、結果的にクリエイターを殺すことになる。この原理こそが、芸術学部でもっとも印象強く学んだことであり、ラジオ・ポッドキャストに対して何も収益的に貢献していない自分(なんなら、聴いただけのサーバーコストをかけていることも‥)を歯痒く思うとともに、産業への危機感を覚えていました。

しかし状況は一転。2017年、AirPods、SiriやAlexa、そしてスマートスピーカー(Google Home, Amazon Echoなど)が登場。話すテクノロジー、聴くデバイスの進化が明らかとなり、音声のゲームチェンジが来た。そう確信する日が訪れました。「生活の中で、楽しい話が自然と入ってくる」という体験の良さをコアに、当時の時代(創作の民主化が当たり前となる/スマホファースト)に最適化して作ったプロダクトがRadiotalk(β版)でした。

<MVP検証時点のRadiotalkの機能は、たったのこれだけ>
・収録〜編集や加工は簡単に、実力以上に。
・収録は12分まで。冗長には語れない。(当時の様子は以下)

今のアプリの状態とは異なりますが、当時の様子はアプリマーケティング研究所さんの記事にもあります。

その後の激動の4年間については3行で巻くのですが、XTechの子会社として会社設立し私自身はPdMから会社代表としてスタートを切り株主6社に出資いただき社員を採用し上場目指して現在はファイナンスに集中しています。

ではPdMは? というと新たに入社したメンバーに任せていますが(下記記事参照)、ガッツリ成果を出せるタイプの優秀なPdMあるあるとして、BizDevそして経営レイヤーにも入ってもらっているので(※いつも本当にありがとうございます)、「専任PdM」は不在です。そう、社長がPdM愛にあふれている会社なのに、PdM不在なんです……!

プロダクトは「楽しい」を拡大させるよう磨き続けています。SpotifyやAppleなどで聴ける「Podcast」では体験できない、もっとお祭りのようなワクワクを作るべく「ライブストリーミング」を強化。収益面では、ビジネスモデルの1つであるギフティングについては検証できてきて、AppStoreのランキングを見ると、国内の音声スタートアップの中でもギフティング額は最高額。実はすでに毎月数千人が収益化し、最高額の配信者は月500万円以上を売り上げています。派手なプロモーションを行わずに、月次売上高は前年同月比11倍と、地道に実績をしっかり上げています。

2. RadiotalkのPdMはこんなにおもしろい

話すことをエンターテインメントにする。自己満足のエンタメではなくて、大きなマーケットがついてくるエンタメとして。そんな夢の実現に向けて一緒に走れる、達成した景色を見られることこそが、今入社することのおもしろさです。ですが、多くの起業家が同じように標榜すると思うので、ここはプロダクト大好きCEOの目線で、C向けプロダクトのPdMを志す方にピンポイントにRadiotalkへの入社を激推しする理由を3つお伝えします。

①そもそもKPI設計がおもしろい
「UGC」型なので、配信者とリスナーそれぞれの因子が絡み合ってKGIと線で繋がれます。かつユーザーのセグメントは、配信者の中で5〜6種、配信未経験者(聴き専)の中で5〜6種にわけられます。
つまり「今の最重要指標が何なのか」が常に単純ではない。でも、そこをどうにか「ユーザーにとってのコアバリューを正確に表す指標」を1つを見つけ、あらゆるグロース施策の最終目標となる成功指標となることを確認し、徹底的に改善します。

②ファネルがナウで先鋭的
Radiotalkは、(現在は)アプリで配信→Web(SNS)で聴ける→Podcast(Apple, Spotify, Amazon Musicなど)に外部配信できる、という3段階に提供しています。それぞれの役割・立ち位置がありますが、ここで「ポッドキャストハック」という新たなSEO的思考が必要になります。
ここだけで1記事書いて後でリンク貼ろうと思いますが、ポッドキャストは間違いなくこの先3〜5年で国内でも普及すると見ています。たとえばここ1年だけでも、Twitter社が買収した「Breaker」、Spotifyが買収した「Pods」「Whooshkaa」、Amazonが買収した「ART19」や「WONDERY」、Appleが買収した「scoutfm」等…まだ一部ですが、どれもポッドキャストの関連企業です。海外テック企業は軒並みポッドキャストに積極投資中なのです。

③コミュニティマネジメントも超重要
Web3において、コミュニティマネジメントの基礎はPdMの技術の1つとして必要になると思います。仮に未経験の方でも、心理学、行動経済学、コーチング、カスタマーサクセス、のどれかに興味のある人だと理解しやすいです。Radiotalkの要は配信者。中には、LTVには直結しない、エンゲージメントを上げる場作りも重要になります。詳細はぜひお話ししましょう!

3. こんなPdMを見つけ出したい

以下のどれか1つでもあてはまる方、カジュアルにお話しできたら嬉しいです。そして今すぐではなくても(半年後でも1年後でもいいので)ゆくゆくRadiotalkのPdMになっていただく未来を視野に。溢れるやりがいと、しびれるような夢の実現を約束します。

この記事に興味を持った方
 →すでに向いているのですぐ話しましょうw Meetyにコメントください!

ゲーム or UGC or 配信サービスの開発経験がある方
 →Radiotalkで、お持ちの知見をすぐに活かせる可能性大です!レベルデザインがわかるとかなり強い。「これまでゲーム畑にいて、非ゲームもやってみたい人」がまず最初にチャレンジするプロダクトとしては日本一やりがいあると思っています。

人に優しい方、気を遣える方
 →ユーザーを目の前にありありと思い出して彼・彼女だったら喜ぶかを想像する、ユーザーに気遣うように仕様を考える方ほど向いています。たとえばリリースノートにおいても「◯◯を開発しました」ではなく、主語を 「(ユーザーが)」にして「◯◯できるようになりました」と自然と書けることです(この辺の表記ガイドラインは社内にあります)。

また、平和な社風のため、他社をディスらない、批判より提案する、よく褒める、などが推奨されます。悪口陰口はナシで!

●ユーザー目線と事業目線のバランス感覚のある方
 →事業計画の数値コミットもおまかせすることになります。上述のユーザー目線も重要としつつ、売上から逆算した場合のKPIにも注目して、ユーザー目線と事業目線が線で繋がっているか意識した施策に落とし込みます。(「利便性が上がるがグロースにまったく繋がらない」は基本起きえない前提で、あれば優先度とリソースを見ながらチューニング。「売上は上がるがUX下がる」が起きたら何かがねじれている)

C向けプロダクトが大好きな方
標題通りですw なぜかというと、私はプロダクトの意思決定は基本的にはほぼPdMに任せますが、ここぞという重要どころだけは色やサイズレベルでも指摘することがあります。なので(答えられなくても怒られることはないのですがw)「なぜこの仕様/UIか」をデザイナーとエンジニアと壁打ちしながらでもいいので言語化して持っておける方だと、良い議論ができるかと思います!
これは創業前、エキサイト社のPdM時代に私がキャリアハックさんで取材いただいた記事ですが、ログイン画面1つをとっても、イケているor伸びているorベンチマークとなるプロダクトはスクショ撮りまくってコレクションするタイプです。

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4. このしおりを読んで、少しでも興味を持った方へ

ここまで読んでいただき、ありがとうございます! そんなあなたに衝撃の事実ですが、ここまで読めてしまった時点で、すでにRadiotalkにハマりはじめる初期症状が出ています。
早速ですが、年末年始でよろしければ、ぜひ一度カジュアル面談しませんか? 以下Meetyから、オンラインorオフラインの希望だけ一言ご連絡いただければ、マッチした方にはご連絡させていただきます。

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ご応募、お待ちしています!

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