結婚式キャンセルします。-1-
2022年5月入籍後、11月結婚式の予定を延期、結局キャンセルすることに。
この決断をするまで、約半年間めっちゃしんどかった。
いまの気持ちをここに残して、前に進めることが出来たら・・・
もし同じ状況で悩んでいる人がいるなら、少しでも励みになれば・・・
そんな希望も持って。
何よりも、こんな状況でも受け入れて、一緒にいてくれる旦那さんに感謝。
結婚式はせんでえーやん
って主義でした。2011年新卒で入社したのがブライダル業界。
ウエディングドレス店で3年間ドレスコーディネーターというお仕事をしてました。
結婚式の準備の大変さも側で見てたし、当日のトラブルや裏側も知っていたし。
何よりたった1日のために、めちゃくちゃお金もかかるし。
お店に新作が届くたびにウエディングドレスの試着も何度もしてたし。
色んな理由を並べて、別に”せんでえーやん”主義でした。
それは入籍後もあまり変わらず、お相手の親にも「コロナ渦」を理由に"写真だけにするかも"と話していました。
もちろん、自分の親もわたしの勝手な"主義"を知ってたし、あまり触れてこなかった。
2022年5月。両家顔合わせや入籍のときにも、そんな気持ちのままでした。
でも、やっぱり・・・
せっかくやから、結婚式したいなって気持ちが少しずつ動きだす。
周りの人たちに結婚の報告をすると、お祝いのお言葉と一緒に、
思ってたより「結婚式はした?」「いつするん?」「絶対した方がいいよー」って。
うーん、結婚式かぁ。。
入籍するまでに親とモメたりしたけど、顔合わせではご機嫌やったし。
今なら親も喜んでくれるかも。恥ずかしいけどお父さんとバージンロード歩いてみたいな。
一人っ子やし、こうゆう機会って親孝行になるんかな。
親とほんまに仲良い友達だけ招待して、こじんまりな感じならアリかも・・・。
お相手の親も結婚式を望んでるみたいし、京都でやりたいな~って考えだす。
いま思い返せばこの時点で親の耳に入れるべきやった。
ブライダルフェアに参加・結婚式場の申込み。
6月。電車の広告で「レトロ婚フェア」の広告を発見。
前の会社とも関係ないし、家族婚のプランもあるみたいし、気軽な気持ちで相談してみようと予約。
そこであれよあれよという間に結婚式場の見学予約も進め、
結婚式場も二人ともすごく気に入ったので即決。
見積もりももらって、やっぱりお金はかかるけど、やりたいなって。
当日に前金の1万円と、後日29万円も振り込んだ。
自分もやっと人並みにこんな機会ができるんや、とちょっと恥ずかしいけど、幸せで満たされた気持ち。
結婚式に参加しないと親に言われる。
7月。実家に帰ったときに、結婚式をしたい旨を、親に直接報告。
「もっと事前に相談してほしかった。準備は親と相談しながら進めるものと思っていた。自分のときはそうだった。残念。夫婦で決めればいいが、そんな希薄な親子関係であれば、参加は難しい」と母に言われた。
「これまでもあんたのせいで人生振り回されてきた、もうしんどい」と・・・。
頭の中が真っ白に。なんで・・・。喜んでくれると思ったのに。
親が自分の一人娘の結婚式に参加したくないなんてある?なんで・・と。
うちはシングルマザーで育てられて、8歳のときにいまのお父さんと再婚。
あれ・・?わたしの存在って・・・?
確かに相談不足やったし、その点は謝ったけど、それでも親の気持ちは変わない。
ここから半年間、夫婦間で親子間で、衣装会社や会場とも。
何度も話し合いが続き、衝突したり、傷つけあったり、話し合いを避けたり・・・
母の入院・手術
8月。母から突然LINEが届く。
結婚式の参加に一番難色を示していた張本人で、わたしもコミュニケーションを避けていたし、正直LINEが来た時にもドキッとした。
「婦人科に診てもらったら、腫瘍が見つかって9月に手術します。直近で約束していた食事会も辞退したい。手術後の経過もわからないし、やっぱり結婚式は参加できない。延期にせず、予定通り進行してもらっても大丈夫です。」と母。
「結婚生活はもうスタートしてるんやから、二人で仲良くしてください。悪い親やと思ってあきらめてください。」と父。
直接様子も見に行きたいし、話もしたいから、実家に行きたいと何度も言うが断られる。
そのたびに、また心がエグられるような。自分の存在を否定されて拒否されているような・・・
旦那さんとも状況を話して、きっといまは親も不安定な時期だから、
結婚式の話は避けてそっとしておこうと。少し距離を置くことにした。
そんなこんなで、8月はわたし自身もコロナにかかったり・・
結婚式2か月前の9月から衣装合わせや会場との打ち合わせが開始する・・。
親が参加しないと言われてる状況で、うちら夫婦の考えも纏まらないまま・・。
-2-へ続く。