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刑事政策文献情報 2022年8月

▼家庭の法と裁判37

・〈外国少年司法事情29〉欧州(4) ドイツの少年法制(4)……廣瀬健二

・〈少年矯正の現場から21〉社会復帰支援に資する鑑別―社会復帰支援チェックシートについて……島﨑素直

▼家裁調査官研究紀要31

・ライフコース研究と離脱研究―発達障害、愛着障害等の観点から……松浦直己

・教育的措置による再非行防止効果の検証のための基礎的研究……門脇丈夫ほか

▼司法福祉学研究21

・社会内での居場所感が再犯に与える影響について……神垣一規,佐藤将太

・矯正施設における高齢者・障がい者ソーシャルワークの困難性対処に関する研究―刑務所、少年院のソーシャルワーカーを対象とした調査の質的分析から……中村秀郷

・児童・思春期における性問題行動への治療的介入の現状と課題―全国調査から……坂東希,野坂祐子,毛利真弓,藤岡淳子

・大阪府による性犯罪者への治療的介入―法務省地域再犯防止推進モデル事業の実際と課題……毛利真弓,坂東希,藤岡淳子

・書評:『高齢者犯罪の総合的研究 ―社会保障、雇用、家族、高齢化を視野に比較文化的に考察する』細井洋子・辰野文理(編著),風間書房,2021年……宍倉悠太

・書評:『犯罪からの社会復帰を問いなおす―地域共生社会におけるソーシャルワークのかたち』掛川直之(著),旬報社,2020年……湯原悦子

▼法曹時報74-4

・少年審判規則及び刑事訴訟規則の一部を改正する規則の解説……戸苅左近,市原志都,福岡涼,西澤恵理

▼法曹858

・〈最高裁判所判例要旨:民事関係〉少年保護事件を題材として家庭裁判所調査官が執筆した論文を雑誌及び書籍において公表した行為がプライバシーの侵害として不法行為法上違法とはいえないとされた事例―令和元年(受)第877号,第878号,令和2年10月9日第二小法廷判決

▼法律のひろば75-5

・〈ひろば時論〉逃亡防止・刑の執行確保等に関する法制審議会の答申について……(刑),社会情勢や問題意識を反映する法務研究……(修)

▼法学セミナー67-4

・〈法学入門2022〉「犯罪」と「刑罰」について考える……城下裕二

▼ジュリスト1570(臨増)

・〈重要判例解説:行政法〉刑事施設被収容者に係る診療情報の保有個人情報(行政機関個人情報保護法45条1項)該当性―最高裁令和3年6月15日第三小法廷判決……久保茂樹

▼刑事法ジャーナル71

・書評:廣瀬健二著『少年法』2021年、成文堂……吉中信人

・書評:深町晋也著『家族と刑法―家庭は犯罪の温床か?―』2021年、有斐閣……北川佳世子

▼季刊 刑事弁護110

〈最近の刑事施設関連判例の検討〉
・本特集の趣旨……本庄武

・最高裁令和1年8月9日判決―死刑確定者宛ての信書について、拘置所長が重要用務の処理に該当する部分以外の時候の挨拶ならびに死刑確定者に対する謝意および激励の記述を削除して交付した措置を適法とした事例……相澤育郎

・最高裁平成31年3月18日判決―死刑確定者が許可を受けずに吸取紙に書き込み等をしたことについて、遵守事項に違反するとして拘置所長等がした懲罰等の措置を適法とした事例……大谷彬矩

・最高裁平成30年10月25日判決―保護室収容中の未決拘禁者に対して面会の申出があったことについての告知をすることなく、保護室収容中であることを理由として弁護人との面会を不許可とした刑事施設長の措置を国家賠償法上違法とした事例……石田侑矢

▼司法精神医学17-1

〈第17回 日本司法精神医学会大会〉

・特別講演Ⅰ:ケーキの切れない非行少年たち……宮口幸治

・特別講演Ⅱ:「あるべき法規範」とサイエンス―少年法改正と刑法性犯罪規定改正をめぐって……後藤弘子

・教育講演:責任能力の判定と処遇のためのアセスメント―刑事責任能力鑑定と医療観察法鑑定をめぐって……五十嵐禎人

・シンポジウムⅡ 少年事件の精神鑑定:情状鑑定の復権……高岡健,自閉スペクトラム症と精神鑑定……木村一優,逆送事件と精神鑑定……安藤久美子,法務省において少年事件はどのように扱われるか―非行少年の鑑別と矯正教育……定本ゆきこ

・シンポジウムⅢ LINE殺人事件:懲罰か保護かではなく、制裁と再犯防止という視点で―弁護士の立場から……中田憲悟,検察官の立場から……奥野雄一郎,裁判官の立場から見た「LINE殺人事件」……植田智彦,「LINE殺人事件」犯行に加わった少年たちのその後の人生を考える……今村智

▼月刊福祉105-5

・〈子どもを中心においた支援を実現するために 論点Ⅴ〉「非行のある少年」の社会復帰を支援する……三浦恵子

▼青山法学論集63-4

・翻訳:ヴォルフガング・フリッシュ「フォイエルバッハの刑罰論とその量刑論」……岡上雅美

▼法と政治72-4

・犯罪被害給付制度の再検討―英国法との比較を中心に(1)……京明,黒澤睦,グラハム・ブルックス,トム・エリス

▼関西大学法学論集71-6

・翻訳:「しかし人を殺害したのであれば、死ななくてはならない」―カントと刑法……ライナー・ツァツィック,飯島暢(訳)

▼熊本法学154

・特定少年の位置づけとその帰結―少年法第五次「改正」の前提を問う……岡田行雄

▼香川法学41-3・4

・犯罪者等の社会内「処遇」から市民的生活への「再統合」へ―更生支援態勢の深化による社会復帰の権利保障……三宅孝之

▼一橋法学21-1

・再審請求中の死刑執行をめぐる法的問題……葛野尋之

▼獨協法学117

・新自由刑の導入とフィンランドの拘禁刑……齋藤実

・刑の執行と被害者―ノルトライン・ヴェストファーレン州における被害者関与型行刑……堀田晶子

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