見出し画像

vol.617 Webディレクターより現場監督と名乗った方がしっくりくるのでは。(稲田)2024/8/26

Webディレクターを10年以上務めている知人から、「稲田さん、Webディレクターって大変な仕事じゃないですか。Webサイトを作るのはすごく大変なのに完成させても別に褒められないし、遅れたらすごく怒られるし…責任だけは重いし…」と愚痴を聞かされました。いやもう本当にその通り。笑

「Webディレクター」って言葉がよくないんだと思います。ちょっとキラキラしすぎている。この職務に相応しいのはたぶん「現場監督」なんですよね。家を建てたり道路を作ったりするあの現場監督です。しかも施工管理と現場監督の両方を担ったりする。大変なのにな…と思って当然です。実際大変だし。

もちろん建築や土木の現場監督を実際にやってらっしゃる方々のご苦労はWebの比ではないかと思いますが、とはいえWeb制作もそれに類する「大変さ」はあるんですよね。現場監督というゴツゴツした言葉にはその「大変さ」が内包されている感がありますが、Webディレクターって言葉からはあまり感じません。むしろ軽やかさすらある。ちょっとすましている。なんかカッコつけている。

でも、実際はそんな訳ないですよね。ちゃんと大変だし、ちゃんと泥につかる。そのギャップが「Webディレクターって大変だよな…」の要因の一つな気がしています。本来的に大変な職務なんですけど、まとっている雰囲気が違うからより一層感じてしまうような。最初から現場監督って言ってくれればまだ覚悟が決まるじゃないですか。Webディレクターより重みがあるし。

という話をして、「だからこれからは自分の職務は現場監督だって思えばいいんじゃない?」と知人にアドバイスしたのですが特に響いていない様子でした。それはそうだろうなあ。


関連note

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?