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514 PLGと親和性が高いHubSpot。(稲田)2024/3/21

才流・ミュウさんのツイートが興味深かったです。ちょっと長いですが全文引用させていただきます。

PLG戦略の最たる例はHubSpotだと一部の識者の間で言われています。 これは、クレカ登録なしで使用できる無料プランでできることが「多すぎる」から。 PLGの例を3つご紹介します。
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①SurveyMonkey
→アンケートを受け取った側はSurveyMonkeyで回答するたびに、Google formとの違いを理解したり、その良さに気づきます。それによって、受け取った側が次は利用する側となり、人が関与せずユーザーがどんどん伸びていきます。
②Calendy
→TimeRexやSpirのような日程調整サービスです。初めてこのサービスのURLが送られてきた受け手はその便利さに驚き、その場で自分もCalendyユーザーになるでしょう。
③Producrboard
→productboardはエンジニアと他のステークホルダーのコミュニケーションを促進する機能があります。共通のポータルに現在の開発状況などを共有することで、リアルタイムにステークホルダーからのFBを受け取ることができます。これの良さに気づいた人がまた次の利用者となる、というループになっています。
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<ひとこと所感>
冒頭のHubSpotの話ですが、本当に良くてきているなと思います。無料プランでできることがあまりにも多く、それの運用に慣れきった段階でコンタクト数制限、メール送信数制限の壁にあたり、プランアップをすることになる。運用ができていることもあり、もう他のCRMに移行しようとはならない。本当に良くできているなと思います。

https://twitter.com/sairu_myo/status/1770206082235027574

読んでいて本当にそうだなあ…と思いました。
PLG(Product Led Growth)については下記をご覧ください。

PLGとは

PLGとは「営業やマーケティング活動をプロダクト内に取り込むことで事業の成長を促していくモデル」のこと。「Product Led Growth:プロダクトレッドグロース」の略語で、日本語では「製品主導の成長」と訳されることが多いです。アメリカのベンチャーキャピタル「OpenView」が2016年に提唱した概念であり、既に世界中の多くの企業がこのPLGモデルを採用しています。マーケターや営業担当者の力によって製品を売るのではなく、製品が直接ユーザーに価値を伝えて購入へと促していくわけです。プロダクトは一商品であると同時に、プロダクト自身を売り込むセールス担当者でもあると言えるでしょう。

PLGとは?

確かにHubSpotはその戦略がとても上手い。その要因のひとつに「プロダクトの哲学性が強い」という点があると感じています。HubSpotがインバウンドマーケティングの思想に基づいて作られていることは有名ですが、実際にHubSpotを日々使っているとインバウンドマーケティングの考え方や視点が自然と身につきます。これは体験からの話なので説明が難しいのですが。でも、優れた道具ってそうですよね。優れたプロダクトはそれ自身が使い方を導いてくれます。ハサミがいい例です。ハサミはそれ自身の形状が「これはこう使うんだよ」とユーザーを導いてくれる。使い方を知らなくても。

HubSpotのプロダクト自体(CRM/CMS)がユーザーをインバウンドな思想と体験に導いてくれると感じています。そういう思想でプロダクトがデザインされているはずです。使うと感じるので。その点においてもHubSpotがPLGとの親和性が高い要因のひとつと思います。

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