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412 Webコンテンツの「読み心地」はとても大切。(稲田)2023/10/12

下記のツイートを見て、確かになあと共感しました。

会社に経験の浅いWebデザイナーがいたとしたら、まずフォントサイズ、マージン、パディングについて叩き込む。次にジャンプ率。これで白黒の綺麗なワイヤーを作るトレーニングからスタートするかな。デザインアシスタント応募者の実績を見て思うこと。

Webディレクターとしても「フォントサイズ、マージン、パディング」の3点に意識があるデザイナーさんは本当に助かります。ユーザーの読み心地に直結する部分なんですよね。特にフォントサイズは疎かにされがちなので。地味だけど超大切です。

見逃されがちなブログのデザインテンプレート

見逃されがちなのがブログのデザインテンプレートです。ブログは集客においてすごく大切なコンテンツですが、Web制作時には文章がダミーでしか入っていないことがほとんど。ダミーテキストで進めてしまったページは読み心地が見逃されがちです。Webを公開してブログを運用し初めて気づくことも多々あったり。

パッと見は良さそうなページデザインでも、読もうとしたら何だか読みづらい、スラスラ読めない、気持ちよくないといった体験だと逆効果です。せっかく読む気になってくれたんだから、気持ちよく読んでほしいですよね。

「読み心地」の観点からも、「公開後の運用」の観点からもブログのページデザインを考えてくれるWebデザイナーさんはすごく貴重です。「読み心地」は地味だしほとんど注目されないけれどUX向上に貢献できる領域だと思うので、そういうWebデザイナーさんが増えてくれるといいなあと思っています。


読み心地のいいWebサイト

スラスラ読めて気持ちいいというWebサイトは沢山あると思いますが、ぼくが日常的に触れているものではベイジさんとデザインスタジオ・エルさんのWebサイトが代表的です。コンテンツの内容が良質なのはもちろん、読み心地もとても気持ちいいんですよね。読み終わった後の説得力が違います。地味だけど強い武器だなあ…といつも感心してしまいます。

ベイジさんのコンテンツ例

デザインスタジオ・エルさんのコンテンツ例


ほぼテキストだけなのに胸を打つMOLTSさんの特設ページ

ちょっと趣旨は違いますが、MOLTSさんの特設ページ『MOLTSは、THE MOLTSへ』を見たときに、「おお!やっぱりMOLTSさんはカッコいいなあ」とびっくりしました。新しい旗の宣言であると共に人材募集ページとしても優れた内容のコンテンツなのですが、お飾りのデザインがまるでない。でも、熱さと本気度が伝わってくる。99%テキストで読み手の胸を打つってすごいですよね。フォントサイズ、マージン、パディングの設計が素晴らしいからだと思います。「手段でなく成果の提供」を標榜するMOLTSさんそのものな特設ページだと思いました。


noteは「読み心地」「公開後の運用」の両方がよくできている

「読み心地」「公開後の運用」の両方ともよくできていると思うのはこのnoteです。たぶんこの2点にかなり注力したプロダクトなはず。書き手としても読み手としてもnoteのUXの高さを感じています。優れたプロダクトだと思います。(でも、大見出しの上のマージンはもっと広くしてほしい。毎回、大見出しの上に一行空けているんですよね)

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