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360 課題に光を当てるとそれだけで解決に向かって進み始める。こともある。(稲田)2023/7/21

木村石鹸さんのツイートをとても興味深く読みました。

ちょっと長いですが全文を引用させていただきます。

うちの場合、何か「改善」だ、「対策」だ、みたいなことをやる場合、目標を決めてプロジェクト組んで担当決めて、、、みたいな感じでやることはあんまりない。 とりあえず関係しそうな人を集めて問題や課題を共有して、その問題や課題の見方や捉え方を議論する。大体、それでいったん終わる。宙ぶらりんな感じはする。
「在庫額が多い」という課題があれば、「いくらぐらいにしたいか」とう話はあるが、具体的にどのようにして減らすか、みたいな話よりも「なぜ、在庫が多いのか」「在庫額が多いことで会社としてはどういう問題があるのか」「在庫額減るとどんな良いことがあるのか」とかを話して共有する。
そうすると何か月かすると在庫額が減ってたりする。特に、何か管理方法やオペレーションを変えてはないんだけど、営業や企画や製造やらのそれぞれが在庫を減らすためのちょっとした工夫をやってくれたりして、それが積もり積もって結果在庫が減る、そんな感じだ。勿論、たまたまってこともあるんだろう。でも、案外、何か課題についてちゃんと話をしたら、何か月後かにはその課題が何か好転してる、なんてことが良くある。
在庫というのは一例だけど。感覚としてはこんな感じ。多分、スタッフ自身も「全体」はよくわかってないので、あの課題はどうなったのか、解決したのかよく分からない、もやっとした感じの人も多いかもしれない。 これが良いのかどうかは分からない。目標定めて邁進、進捗管理、みたいな方が分かりやすいとは思うし、色々可視化されるので安心だなとは思うんだけどね。
今のところこんな感じなので、重要なのは「問題」や「課題」について、ちゃんと話をする、議論をする、共有する、ということなんだなと思っている。解決案や具体的なアクションプランを考えるよりも、とりあえず色々な角度から問題を捉えてみて、メンバーがよく咀嚼する、というところなのかな。

https://twitter.com/yudemen/status/1682275468278640641

すごく乱暴に要約すると「問題や課題についてちゃんと話をすると結果的に改善されていたりするよね」「解決策やルールを決めて実行しないよりも、個々のメンバーが課題をよく咀嚼することで部分最適化が進むこともある」という話だと思います。

ぼくは考えたこともないので「ほえええ」と感心しました。社内MTGがちょっと煮詰まったタイミングでこのツイートを紹介したら、同僚の阿部さんが「"課題に光を当てるとそれだけで解決に向かって進み始める"というやつですね」と教えてくれました。ぼくはその考え方も知らなかったで更に感心しました。うーむ、なるほど。根拠はないですが、そういうことって実に起こりそうですよね。なんというか人間の特性っぽい。とても興味深かったです。

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