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携帯ショップにて携帯出来なかった思い

携帯ショップに3時に予約し、出向きました
たまたま別の女性も同じ時間に予約していた様で
私のすぐ後から来店し
一緒に入店する形になりました

店員に予約券を渡し、暫くすると
「3時から御予約の〇〇さんこちらへどうぞ」
と2人共、同じボックス席へ案内するのです…

私達は首をかしげながら店員の話を並んで聞く
うちに、だんだん状況が理解できて来ました

どうやら同じ名字の男女が、偶然にも同じ時間に
予約し来店したので、店員はてっきり夫婦だと
思ったようです

そのことに2人とも気づいていながら
もじもじと、流れる時間に心をときめかせ
店員を遮る言葉を見失っていました

あ〜!まるでrock 'n' rollな午後…
いつまでも、まどろんではいられない

私は店員に勘違いを説明しました
すると店員は驚くほど狼狽し
隣の女性は頬を染め
うつむいていました

やがてカウンター席に並んで
別々に説明を受けることになったのですが

アクリル板一枚では
私の胸で高鳴るエイトビートの鼓動に
合わせて歌う様な彼女の声は遮れるはずもなく

私は、片方の耳だけ一回り大きくなる程に
彼女の声に集中し👂
店員の話しなど、全く耳に入らないくらいに
二人のセッションを楽しんでいました

途切れ途切れに聞こえてくる
彼女の話を総合しますと…


彼女は既婚者で、旦那の携帯料金はもちろん
家の光熱費など、全て一緒に引き落とされている
契約を今回解消し🙄
全部バラバラの支払いにしたいとの事!

もちろん旦那の携帯料金も別で!と言う事です

私は近い将来、彼女が何を考えているのか
想像しながら、来たるべき人生の大転換期に備え
家のリフォームや経済的将来設計などを想像して
心の中はざわめいていました…rock 'n' roll…

そうこうしているうちに私の用件は済み
店を出ることになったのですが
彼女のほうはまだ懇談中でした…………😮‍💨

後ろ髪を引かれる思いで家へと帰ったのですが
キレイに刈り上げた襟足に、引かれるほどの
後ろ髪など無い事に、気付かないくらい
私は狼狽、落胆していました

あの時、私はどういう行動を
取るべきだったのでしょうか

ああああああああ!rock 'n' roll が止まんねぇ~!

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