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世界最大のマングローブ林「シュンドルボン」のお話

シュンドルボン(Sundarbans)は世界最大のマングローブ天然林で、バングラデシュとインドの国境に位置します。シュンドルボンという名前はベンガル語で「シュンドル=美しい」「ボン=林(森)」という意味で、それはその地で多く群生するシュンドルの木に由来します。
最も美しい場所はバングラデシュ側にあり全体の60%を占めます。シュンドルボンは世界の自然の驚異(Natural Wonders)のひとつであるベンガル湾の海岸地域の広大な林(森)です。パドマ(Padma)、メグナ(Meghna)、ブラマプトラ(Brahmaputra)の河のデルタ地域にあり、クルナ(Khula)、シャトキラ(Satkhira)、バゲルハット(Bagerhat)、ポトゥアカリ(Patuakhali)、バルグナ(Barguna)地域へ広がっています。シュンドルボンはUNESCOの世界遺産として認定されています。

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林はアクシスジカ、ワニ、蛇など多数の種類や、ベンガルトラで有名です。そしてサイクロンで発生する洪水から、クルナやモングラ(Mongla)地域の数百万人の住民を守る壁として重要な機能を果たしています。シュンドルボンの淡水の沼沢林は熱帯の広葉樹林バングラデシュの環境地域で、マングローブの50種の内26種がこの林で生育していることが世界的に発見されています。

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マングローブ林に実際に体験したいと思ったら、バングラデシュ側から訪問するように。シュンドルボンには複数の動物生育地域がありますので、見逃してはいけません。コトカ海岸(Kotka Beach)、ジャムトラ海岸(Jamtola Beach)、カラムジョル(Karamjol)、ヒロンポイント(ニルコモル)(Hiron Point (Nilkomol)、ドゥブラ チョール島(Dublar Char Island)、ティンコナ島(Tinkona Island)、コチカリ林(Kochikhali Forest)、マンダバリア(Mandarbaria)など、たくさんの見所があります。
是非世界最大のマングローブ林「シュンドルボン」を訪れ、一生の美しい思い出をつくってください。

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2022年2月28日
 JBCEAバングラデシュ カントリーディレクター
マハデブ. C. バス

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