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新米祭り (Nobanno Utshob)

バングラデシュは文化、伝統、祭りなど魅力あふれる国で、人々は一年中にわたりさまざまな祭りを祝います。「新米祭り」は人気ある文化的で伝統ある祭りのひとつで、‘Nobanno’とは 「新しい」を意味する‘nobo’ と、「米」の意の ’onno’ が結びつき、新米を表します。’Utshob‘ は新米を祝う「祭り」で、「収穫祭」としてもよく知られています。
 (注)カバー写真は「ヒンズー教の家では神様をお招きするために地面に米の粉を使って模様を描く」

出店

大方のバングラデシュ人は今なお農村地帯に住み、農業に高く依存していて、ベンガル暦8番目にあたるオグロハヨン月(11/15~12/14) は、農村の家々が新米の香りに包まれます。我が国最大の農業祭りである「新米祭り」は、通常「アマン米」の収穫期で、アマン米はいろいろなケーキやお菓子に作られます。新鮮なミルクと砂糖/糖蜜で作られるおいしいライスプディングは、新米祭りには欠かせないもので、よだれが出そうな食べ物のひとつ。祭りはだいたい月が終るころに親戚や友人を招き、食事や音楽、友情を一緒に楽しみます。

舞台では踊りの披露

アクバル皇帝がボイシャク月(4/14~5/14)をベンガル暦の最初の月と決めるまで、オグロハヨン月の初日または Nobanno がベンガル暦で年の初めでした。農民たちの運はその前のカルティク月に良い収穫を得られると、それは1年間あるいはそれ以上の間、農家の人たちの安全が約束されるといわれます。

祝いの食事

しかし、この伝統は農村地帯では今でも続いていますが、時が経つにつれ祭りの魅力のいくつかは失われていきました。昨今、「新米祭り」は都市部でも祝われていて、毎年ダッカの人々も Rabindra Sharabar、ダッカ大学芸術学部にある Bakultala など数カ所で祭りを祝います。

2022/12/15
JBCEAバングラデシュ カントリーディレクター
マハデブ. C. バス


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