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ヒ素汚染と救済

「私は死にたくありません、美しい世の中で人びとと共に生きたい」美しい世界で生き続けたいと強い切望を歌ってます。しかし健康に過ごすことは私たちの責任になってきました。というのもいろいろな汚染で人の生活が日に日に悲惨になってきているのです。
今日話題となっているのは、ヒ素汚染で次第に人命を脅かしています。ヒ素は化学物質で鉱山や岩石の成分で、土や岩石の一部として自然過程で土中に形成されます。ヒ素レベルは表層から深いほど高くなります。飲料水は以前から多少のヒ素を含んでおり、バングラデシュの公式見解では、飲料水としてヒ素の許容濃度は1リットル当たり0.5㎎で、ヒ素を含む水を飲料や他に使用すると人体に症状がでてきます。

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ヒ素汚染の患者は手の平や足にしこりが現れ、尋常でない痛みを伴います。体の皮膚が破れて耐え難い痛みを生じます。病は胃痛、咳なども発症し、まぶたは白く変色し常に涙が出てきたり、肝臓や腎臓、肺までも傷つけます。皮膚や体内にいろんな症状がでてきて、癌を引き起こすこともあります。

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ヒ素症状が出るにはいくつかの理由があり、ヒ素が人体に及ぼす影響について、私たちは多少なりとも気づいています。ヒ素は腎臓から膀胱を通って排出されるのですが、人々が汚染に気づくのは、胃に入ることで高い率で症状が現れます。
ヒ素が最初に検出されたのは1996年7月12日、バングラデシュ・イシワルディの水からでした。それ以来、次々と実験が行われますが、同時にヒ素も広がり、死に至る人も増えていきました。そして人々の間に不安が増していきます。

ヒ素は自然界の問題で、日を追うごとに人の命を悲惨にしていきました。人命をヒ素汚染から救うためにも真剣に評価し、適切な対策をとる必要があります。全国的な運動を通して、人びとがヒ素問題に気づくようにする必要があります。「ヒ素を含む」と記された水は避けること、ヒ素を含む水はヒ素を取り除き純粋の水に変える工場を築く必要があります。雨水は蓄え飲み水に使用、ヒ素を含まない水もろ過する必要があります。ヒ素汚染地域にある深井戸から得る水は、飲料できるか試験する必要があります。

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ヒ素汚染をくい止めるにはさらに進んだ説明と対策が必要です。そして、政府を含めて全ての関係者がこの課題に前向きに取り組むことが重要です。

2022年2月28日
JBCEAバングラデシュ スタッフ
ウザル・クマル

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