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撮影者:藤井亮太 X:https://twitter.com/Kyoto_Ryota_F Portfolio:http://kyotoryotaf.myportfolio.com…
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善峯寺:秋明菊

善峯寺とは 山号:西山(せいざん) 宗派:善峰観音宗 本尊:十一面千手観世音菩薩(2躯) 創建:長元2年(1029年) 開基:源算上人 所在地:京都府京都市西京区大原野小塩町1372 歴史 平安時代中期、源算上人によって開山。 後一条天皇から鎮護国家の勅願所と定められ、「良峯寺」の寺号を賜りました。 後に、後朱雀天皇の勅命により、洛東鷲尾寺の仁弘法師作の千手観音を遷座し、本尊としました。 建久3年(1192年)に後鳥羽天皇から現在の「善峯寺」の額を賜りま

等持院:芙蓉

等持院とは 正式名称:萬年山 等持院(まんねんざん とうじいん) 宗派:臨済宗天龍寺派 本尊:釈迦如来 創建:暦応4年(1341年) 開基:足利尊氏 開山:夢窓疎石 歴史 室町幕府を開いた足利尊氏が、夢窓疎石を開山として創建。 元々は、尊氏の帰依を受けていた等持寺の別院として建立。 尊氏の死後、その法名である「等持院殿」にちなんで寺号を改め、墓所となりました。 以降、足利将軍家の菩提寺として栄えました。 歴代将軍の木像や位牌が安置され、多くの文化財を所

亀岡市付近:彼岸花

亀岡市は、自然、歴史、文化が豊かに調和した魅力的な街です。 それぞれの魅力について詳しくお伝えします。 1. 豊かな自然 亀岡市は京都府の中西部に位置し、丹波高地の豊かな自然に囲まれています。 保津川:市の中央を流れる保津川は、四季折々の美しい景観を創り出します。春には桜、秋には紅葉が川面を彩り、遊覧船や川下りを楽しむことができます。特に、保津川下りはスリル満点のアクティビティとして人気です。 霧のテラス:亀岡盆地は、秋から冬にかけて発生する霧で有名です。標高約350

かやぶきの里:蕎麦

かやぶきの里:コスモス

京都美山のかやぶきの里について 京都美山のかやぶきの里は、京都府南丹市美山町北集落にある、日本の原風景ともいえる茅葺き屋根の民家が数多く残る集落です。茅葺き屋根の保存状態が良く、日本の農山村の暮らしを今に伝える貴重な場所として、1993年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。 見どころ 茅葺き屋根の集落 集落内には約50戸の民家があり、そのうち39棟が茅葺き屋根です。昔ながらの日本の農村風景が広がり、どこか懐かしい雰囲気を感じることができます。 かやぶき民

紫明せせらぎ公園:公孫樹

京都の紫明せせらぎ公園について 紫明せせらぎ公園は、京都市北区の紫明通の中央分離帯に位置する、全長約1.3kmにわたる細長いユニークな公園です。紫明通は、東は鴨川西岸の賀茂街道から西は堀川通まで通じています。 かつて、歩道などに植える街路樹の苗を育てる畠である苗圃があり、このため、今も公孫樹などの大木の植栽が残されています。 紫明通の「紫明」の語源については、『広辞苑』を編纂した近現代の言語学者・新村出(1876-1967)の命名です。 紫明通から、比叡山の最高峰・四明岳が

今宮神社:唐楓

京都の今宮神社 平安期以前から疫病鎮めに疫神を祀った社があったといわれており、994年(正暦5)都の悪疫退散を祈り、御輿を造営し紫野御霊会を営んだのが今宮神社の起りです。境内には樹齢を重ねた立派な木々があり、唐楓、百合椿(神代椿)、無患子(ムクロジ・京都市指定保存木)などがあります。 また境内にある「阿呆賢さん」と呼ばれる神占石は叩くと怒るともいわれ、撫でて軽くなれば願いが叶うとされます。 4月第2日曜日に催される京の三奇祭の一つ「やすらい祭」は、「花鎮めの祭」とも呼ばれ、

白川一本橋周辺:しだれ柳

京都の白川一本橋周辺のしだれ柳は、風情ある風景を作り出す象徴的な存在です。 白川は、京都市左京区から東山区にかけて流れる小さな川ですが、その一部、特に知恩院の南側周辺は、川沿いに美しいしだれ柳が並び、京都らしい風情を感じられる場所として人気があります。 これらのしだれ柳は、川面に枝葉を垂らし、まるで緑のカーテンのように水面を覆います。特に新緑の季節には、鮮やかな緑が川面を彩り、その美しさは格別です。また、秋の紅葉シーズンには、葉が黄色や赤に色づき、また違った風情を楽しむこ

久多:北山友禅菊

久多は、京都市左京区の最北端に位置する、豊かな自然と伝統文化が息づく山間の集落です。 特徴 北山友禅菊:左京区久多地域に自生していた野生菊である朝鮮嫁菜(キク科の宿根草)の系統の中から特に強健で栽培しやすい系統を選抜したもので、平成9年から左京区久多地域で栽培されています。 自然豊かな環境:四季折々の美しい自然に囲まれ、特に秋には紅葉が素晴らしい景観を作り出します。また、久多川が流れ、釣りや川遊びも楽しめます。 伝統文化の継承:平安時代から続く花笠踊などの伝統行事が今

巨椋池跡地:蓮

京都の巨椋池は、かつて京都盆地南部に広がっていた巨大な湖です。豊臣秀吉による宇治川の付け替えや干拓事業などにより、現在は完全に姿を消し、広大な農地や住宅地へと変貌を遂げています。 巨椋池の歴史 古代から中世にかけて、京都盆地の南部は、宇治川や木津川の氾濫により、広大な湿地帯を形成していました。その中心に位置していたのが巨椋池です。 巨椋池は、周辺の村々にとって、漁業や農業用水、水運などの重要な資源でした。また、その美しい風景は、貴族や文人たちに愛され、多くの和歌や絵画に

高瀬川周辺/三条大橋周辺/四条大橋周辺:百日紅

蹴上インクライン:芹

蹴上インクラインは、京都市左京区にある歴史的な傾斜鉄道の跡地です。琵琶湖疏水の一部として、1891年(明治24年)から1948年(昭和23年)まで使用されていました。全長約582メートルで、当時は世界最長の傾斜鉄道でした。 このインクラインは、琵琶湖疏水の急斜面を船を運ぶために設置されました。船を台車に乗せ、ケーブルカーのように引っ張って上下させる仕組みでした。現在では、桜の名所としても知られており、春には美しい桜並木が楽しめます。

城南宮:梅園

城南宮は、京都市伏見区にある神社で、「方除の大社」として知られています。平安時代に創建され、都の南を守るために建立されました。主祭神は城南大神(八千矛神、息長帯日売尊、国常立尊)です。 宮内庭園「楽水苑」は、四季折々の花々が楽しめる美しい場所で、特にしだれ梅や椿、桜、藤、紅葉が見どころです。また、曲水の宴が行われることでも知られています。

城南宮:女郎花/鬼百合/桔梗

城南宮は、京都市伏見区にある神社で、「方除の大社」として知られています。平安時代に創建され、都の南を守るために建立されました。主祭神は城南大神(八千矛神、息長帯日売尊、国常立尊)です。 宮内庭園「楽水苑」は、四季折々の花々が楽しめる美しい場所で、特にしだれ梅や椿、桜、藤、紅葉が見どころです。また、曲水の宴が行われることでも知られています。