紫明せせらぎ公園:公孫樹
京都の紫明せせらぎ公園について
紫明せせらぎ公園は、京都市北区の紫明通の中央分離帯に位置する、全長約1.3kmにわたる細長いユニークな公園です。紫明通は、東は鴨川西岸の賀茂街道から西は堀川通まで通じています。
かつて、歩道などに植える街路樹の苗を育てる畠である苗圃があり、このため、今も公孫樹などの大木の植栽が残されています。
紫明通の「紫明」の語源については、『広辞苑』を編纂した近現代の言語学者・新村出(1876-1967)の命名です。
紫明通から、比叡山の最高峰・四明岳が真東に望めることから、江戸時代後期の儒学者・歴史家・漢詩人・頼山陽(1781-1832)による造語「山紫水明」にかけ、「紫明」が生まれました。
せせらぎ:第2琵琶湖疏水から取水した水が流れるせせらぎがあり、水の音と緑が安らぎを与えてくれます。
遊歩道: せせらぎ沿いに遊歩道が整備されており、散策やジョギングを楽しむことができます。
緑豊かな空間:中央分離帯とは思えないほど緑豊かで、四季折々の自然を感じることができます。
公園に植えられている公孫樹(イチョウ)について
紫明せせらぎ公園には、イチョウ並木が続いています。特に、秋の黄葉シーズンには、黄金色に輝くイチョウ並木が美しい景観を作り出します。
シンボルツリー: イチョウは、公園のシンボルツリーとして、訪れる人々の目を楽しませています。
黄葉の季節: 11月中旬から下旬にかけて、イチョウの葉が黄色く色づき、見頃を迎えます。
写真スポット: 黄葉したイチョウ並木は、写真愛好家にも人気のスポットです。
落葉: 落葉したイチョウの葉が地面を黄金色に染め、これもまた美しい光景です。
紫明せせらぎ公園は、都会の中にありながら、自然を感じられる貴重な空間です。特に、イチョウ並木が美しい秋の季節には、ぜひ訪れてみてください。散策しながら、せせらぎの音やイチョウの美しさを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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