見出し画像

食べ物の恨み 14日目

妻の私が言うので間違い無いと思うのですが、夫は〝よくできた人〟だと思います。いつも機嫌がいいし、しっかりものだし、私からみたら良い夫です。不妊治療に関しても協力を惜しまないで、私のヨワヨワメンタルにも寄り添い続けてくれるのはこの人だけだなと思っております。

しかし、そんな夫の視野を極端に狭くし、人を思いやる心を失わせてしまう物があります。お肉です。日記を書いていて思い出したので、本日はお恨み帳にさせていただこうと思います。


冬の日のお話です。
鍼灸で教えていただいた通り、体を温める為に鍋を夕飯に作りました。その日は夫の好きな豚バラと白菜の御鍋でした。レシピ通り作り、お肉は2人分で200g入れたことを覚えています。でも、いざ食べたら私のお肉はカットした豚バラ3枚でした。泣きそうになりました。恐る恐る夫に「妻、お肉3枚しか無かった…。」と言うと、「ごめん。夫気が付かなかった!全然食べたつもりないのに…。」と言う夫の前には二郎系ラーメン並の鍋の入った取り皿がありました…。

そんなわけなくない?

私にはわかりません。なぜ理系の夫が200g÷2ができないのか。や、100歩譲って出来なかったとして、自分が食べて良い鍋の量位分かるはずです。大人なんだから。様子を伺いながら取り皿に盛り、残ったら相手に確認して残りを食べれば良いことです。夫に出来ないはずがない。いつも私が断っても、私の好きな食べ物を多くくれようとする優しい夫は何処に行ったんだろうと思ってしまいました。

あまりに納得がいかなかったので、母にチクって見ました。

「完璧な人なんていないのよ〜。お肉のことだけマイナスなんていいじゃない。(*´艸`*)」「お父さんなんてね〜。」

と返ってきました。(・д・)チッ
うちの父と比べてはいけません。なぜならうちの父はレベル違いの天然なのですから。

うちの家族は夫が大好きなので、私のネガティブキャンペーンも通用しません。実家に帰省すると夫の為に美味しくて大きいステーキが用意されます。毎年夫は母から「お肉あるからうちに寄ってね。」と、言われています。ある意味ぶれないのはすごいですが…。

その日は猛省し、「もし子供が出来て同じことしたら絶対許さないからな。」という私のお説教に、「そんなことしないよ。」と言っていた夫。母の話を聞き、「お肉食べさせていればいいなんて、夫いい人じゃん。(^^)」と自分から言ってきました。

(・д・)チッ一卵性親子め(義母・義息子)

私は孤独です。
とりあえずの問題解決法として、〝家のお鍋はお肉は2人で350g以上〟という家訓を作りました。夫をここまで狂わせるなんて恐ろしい。そんなこともあったなと懐かしく思う今日この頃です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?