見出し画像

本=夫? 19日目

手術から2ヶ月位経ちました。おかげさまで元気です。

手術までに気持ちを落ち着ける時間が充分あったこともあり、手術後は3週間位で「もう休まなくてもいいかな。」と思いはじめました。次の治療どうしようとか、少しバイトしたいな、とか考え始めたのですが、スケジュール調整が全く上手くいかない。「バイトの神様に見放された。」と夫に嘆いてみましたが、私のアピールがオーバーすぎるとのことで軽くあしらわれました。「休めって事だよ。」と諭されても、とにかく何かしたくてたまらなくて、モヤモヤ。年齢的にも現実問題、休んだ方がいいんでしょうが、気が焦って頭がヒートアップ気味でした。

そんな時にふと目に止まった吉本ばななさんの〝幸せへのセンサー〟を読んでみたところ、体を休ませることの大切さの表現がこれ以上無いぐらい、心にすうっと入って来ました。それでもう少し、きちんと休もうと。
感動した所を夫に朗読してみたら「夫も同じ事言ってたでしょ?」と言われました。えっ!?この本と夫が同じってどう言う事!?あぁ、そういえば「休めって事だよ。」って言ったこと…?

少し納得がいきませんでした。それでも、夫の優しさである事は間違い無いので、ありがとうねと言い「夫、理系だから…。」という事で自分を納得させることにしました。 

結局2週間後、「一ヶ月経ったし、もういいか。」と働き、爪をブトウ色にして帰って来たので、夫からしたら信じられないでしょう。心配してくれる夫はいいヤツだと思います。ちなみに靴が合わなかっただけのようです。

肉体労働で生きて行こうとカッコイイ安全靴まで買ってしまいましたが、暫く出番はなさそうです。人の言う事には素直に従うものだなと胸に刻みした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?