国語 探究 まとめ(振り返り)
今日は、「ワニのおじいさんのたから物」の単元の最後の時間でした。
1時間かけて、みんなで大きな問い「物語のさいごはこれでよかったのか。」について自分たちの考えを出し合いました。
この問いにたどり着くまでに各々が調べたい問いについて考えてきました。
そのことも踏まえて今日、考えの出し合いをしました。
よかったと思う人が大半でしたが、違っていてもおもしろかったと思うと答える人もいました。
まず、よかったと思う人の意見では、
おにの子が最後にみた夕焼けはおじいさんの言っていたたからものよりもいい物だったという意見。
夕焼けとたから物の価値はおなじくらいだったんじゃないかという意見。
ワニのおじいさんのたから物がおにの子にとっては嫌な物だったかもしれないからよかったという意見。
普通はは本物のたから物を見つけて終わる物語が多いから、筆者はあえて見つけずに終わらせることでおもしろさをアップさせたという意見。
読者が気になる終わり方をしていたから、読者にとっておもしろいんじゃないという意見。
など、視点を登場人物、筆者、読者へと向けて考えることができていました。
特に、読者にとっておもしろいという考えを聞いたみんなの反応がとてもよくびっくりしました。
よくなかったという意見では、
本当のたから物を見つけた方がおもしろいという意見がありました。
最後にこの単元の振り返りをしました。
その振り返りには、
1人では思いつかないことやできないことも誰かと一緒にやることで、小さな問いができ、その問いが大きな問いに近づけることがこの学習を通して分かった。
人物の気持ちや筆者の考えがより考えれるようになった。
自分の意見とみんなの意見をたして考える力がついた。
物語のおもしろさを見つけることができるようになった。
一人一人のことを詳しく聞く力、そこから考える力がついたと思う。
など、思っていた以上に子どもたちは本文をしっかり読むこと、友だちと考えを共有して考えを再構築していることがわかりました。
この単元を通して探求できる時間をつくったことはとても良かったと思います。
その中で、子どもたちを深い読みに誘うための教師の見取りの力ももっとつけていかねばならないと感じました。今回が私自身も初めての取り組みであり、わからないことだらけでした。しかし、単元をやりきったことで次への課題も確認できました。これからにいかしていけるよう、もっと自分自身も勉強していこうと思います。
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