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単元内自由進度学習 ふりかえり

昨日の投稿ができていなかったので今日します。

今回、算数のたし算とひき算の単元では単元内自由進度学習に取り組みました。学年4クラスそれぞれで取り組んだので、4人の先生でふりかえりをしました。
そこででた、よかったところ、よくなかったところ(改善点)をまとめようとおもいます。

〈よかったところ〉
・子どもたちが自分の学習を自分で調整しながら進むことができていた。
・1時間の使い方を自己調整しながら進めることができていた。
・友だちとのつながりがもてていた。
・授業での計算量の確保ができていた。結果、中間層の子たちのテストの結果がよくなっていた。
・子どもたちが達成感を得ることができた。
・子どもが単元において今自分がどこにいるのか把握することができた。
・一斉授業では、人前で自分の考えを言えない子が友だちとだと、自分の考えを伝えることができた。(子どものふりかえりより)
・単元が進むにつれて、子どもたちの動きが良くなっていった。慣れも関係する。今後も継続すると○

〈よくなかったところ(改善点)〉
①数学的な見方・考え方が働いていなかった。
②友だちの説明だけでは進めることができない子も。
③教師が子どもの様子を把握しきれない。ドリルを進めることができているのかなど。
④進度表(前のモニターに全員の進度を示していたもの)に○がなかなかつかない子が焦ってしまう。
⑤その進度表がゲーム感覚になってしまっていた。

解決策

授業プリントの改善。「自分の考えを友だちに説明しましょう。」という問題を作っていたが、その説明のなかに、「算数の用語を入れる(この言葉を使って説明しましょう)」のようにすると、説明する側はその言葉を適切に用いて考えを書くことができ、また、聞く側も同じ観点で聞くことができるので、お互いが数学的な見方・考え方を働かせることができるのではないか。
また、今回は量的な確保はできていたものの、質的な確保は曖昧であった。その質の高さを担保するために発展的な課題があれば良かったのでは無いか。発展的な課題とは、例えば、生活場面への落とし込みであったり、その時間に解いた問題を自分なりにアレンジして問題をつくってみるなど。こういったことを考えるためには、その単元の内容を本質的に理解していなければ取り組むことが難しい。そういった課題をつけることで、ゲーム感覚ではなく、深い学びへと誘うことができるのではないか。


「クラスに35人いれば、必ず自分に合う説明をする子がいる」ということをこちらがもち、子どもたちを繋いでいくことが必要なのではないかと考える。それでも解決できないのであれば、教師が教えるというのも1つの方法になるのではないか、ただ、そこは子どもの力を信じたい(私の考え)


これについてはあまり良い案がまだ考えれていない。


進度表は自分の立ち位置を把握するとともに、子どもたちがみんなの立ち位置を把握できるものであるから、焦る必要はないと伝えることが大切?と思うがあくまで私の考え。


これは①に書いたもので解決できそう。


以前、石井英真先生の講義のなかで、
「子どもたちが授業で何ができるようになったのかを動詞で言えるように。」
ということを教えていただいたので、今回の単元を動詞で考えてみると、、、
・調整する
・進める
・集中する
・助ける
・助けてもらう
・学び合う
・話す、聞く
・達成感を得る

がでてきた。

今回やってみて、私たちにとってもとても学びの多いものであった。
これからも改善しながら学習の個性化に向けて授業を考えていきたい。

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