パブリックコメントの市の回答って?
パブリックコメントとは?
突然ですが、皆さんパブリックコメントという言葉知っていますか?
国や行政で行っている政策を決める際に、国民・住人の方から意見を広く募る制度のことを言います。
これは法律で決められており、
皆さんの自治体でも調べるとあると思いますので、自分のご意見言いたい方はぜひ書いて意見してみてください。
さて、今回、この「公立幼稚園閉園についての条例改正」(※要は閉園してもいいですか?)というパブリックコメントが実施されました。
内容も色々と言及したいのですがその前に。
何点かの疑問点
➀告知方法について
内閣府からの通達にあるように、このパブリックコメントの目的は広く、できるだけ多くの市民から意見を出してもらうことが目的のはずです。他市を見ていると重要な政策等では、積極的に意見を取りに行っており、先日市川市で同様の幼稚園についてのパブリックコメントがありましたが、報告書内ですでにパブコメ実施を予告、広報誌にもちゃんと載せて周知をしました。
佐倉市は広報誌への記載なし。
HPのTOPページお知らせでも「パブリックコメントページ新着有」というのが、開始から1週ほどたってから告知されるという状況。
市民に意見をもらおうとしたのか法律を意味を分かっているのか疑問です…。
②パブコメの検討期間が2日…。
上記にもある通り市民の声を聞いたのち、それが政策に反映できるのか校了をする必要があると記載があります。
ところが、今回のパブコメ、期間は1か月(これでも伸びた)
パブコメ締め切りの3営業日目には教育委員会臨時会があり、十分な考慮はされることがなく、教育委員会ですべて閉園に反対意見でしたが、採用に値するものではなかったと回答しています。
検討しないの?
③パブコメの掲載内容
この時点で佐倉市教育委員会は自分たちで作った報告書があるにも関わらん図、それをのせることなく、PDFペラ3枚
こちら
をのせて、説明を終えています。
これまでのアンケートでも同様ですが、本当に意見をもらいたいのかが単純に疑問。
肝心のパブリックコメント
こちらがパブリックコメント
中身を少し見ていきましょう。
66件意見として出されていますが、1件も検討する内容はないと市は回答しています。どんな意見が出されていたのか少しピックアップします。
これに対する市の回答が、
回答になっていませんね…。
続いて
実は政策効果部分に、幼稚園の廃止とともに架け橋プログラムの政策効果があると書いています。このこと自体もよくわかりませんが、そもそも、この架け橋プログラムがまだ作成中にもかかわらず書いてしまっています。
全体的にまとめると
問 アンケートだけでは市民の意見は聞けていないのではないか?
市の回答
市民の意向につきましては、佐倉幼稚園を利用する、利用しないに関わらず市民アンケートにおいて広く意見を聴取した。有効回答数に達しているため有効です。
問 市長や教育長からの説明があってもいいのではないか?
市の回答
アンケートとこのパブコメにてしっかり報告をしている。特に市民に説明をする必要はない。
全体通して
佐倉市教育委員会は幼稚園=集団教育を学ぶ場 であり、佐倉市教育委員会は20人~25人いないことには安定的にサービス提供ができない。このために廃止にします。
と言っているように読み解けます。
しかし、それであれば、和田幼稚園・弥冨幼稚園はどうでしょう?20年以上前からずーっとこれ以下の人数です。
実はこれについても言及している質問がありますが、地域性を理由にしょうがなかったと回答しています。
※その理屈で行くと昨年閉園してしまったのは、地域性を無視して閉園したので、理屈が通りません…。
佐倉市の行政の皆さん。市民と話をしてもらえませんか…。
アンケートの実施
佐倉市の市議会向けに市民の声を届けようとアンケートを実施しています。
ここまで読んでいただいた皆様、
佐倉市に住んでいらっしゃらなくてもこの事案に関心ある方はぜひご回答ください。
どうぞよろしくお願いいたします
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