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初の個展に挑む現代音楽作曲家にその意気込みを語っていただきました【ジャズプレゼンテーション】

この記事は、2021年4月18日にジャズプレゼンテーション(https://www.facebook.com/jazzpresen)でライヴ配信された番組(https://youtu.be/77mcN5N0eXw)の内容を文字起こしして編集したものです。

話し手:山内雅弘(作曲家、1960年仙台市生まれ。1986年東京芸術大学大学院音楽研究科作曲専攻修了。1983年ミュージック・フロム・ジャパン演奏会 (於ニューヨーク・カーネギーホール)で「中棹三味線と管弦楽のための相響」を世界初演。第1回日仏現代音楽作曲コンクール入選、クルーズ国際ピアノ会議作曲コンクール第1位(フランス)、シルクロード管弦楽作曲コンクール入賞、日本交響楽振興財団第作曲賞入選(第17回・第23回) 、日本交響楽振興財団奨励賞、第11回朝日作曲賞佳作入選 (合唱組曲)、文化庁舞台芸術創作奨励賞(合唱曲)、全日本吹奏楽コンクール課題曲公募 第16回朝日作曲賞受賞、合唱組曲公募第16回朝日作曲賞受賞。国立音楽大学女声合唱団「アンジェリカ」合唱曲公募最優秀賞。作曲を本間雅夫、北村昭、八村義夫、南弘明、松村禎三、黛敏郎の各氏に師事。東京芸術大学作曲科非常勤講師、コンセルヴァトワール尚美講師などを経て現在、東京学芸大学教授、ヤマハ音楽振興会講師、日本現代音楽協会理事、日本作曲家協議会理事、深新会各会員)

聞き手:富澤えいち(音楽ライター。ジャズ評論家。1960年東京生まれ。1982年に専門誌「ジャズライフ」などでライター活動を開始、ミュージシャンのインタビューやライヴ取材に明け暮れる生活を続ける。2004年に著書『ジャズを読む事典』(NHK出版生活人新書)を上梓。カルチャーセンターのジャズ講座やCSラジオのパーソナリティーを担当するほか、テレビやラジオへの出演など活字以外にも活動の場を広げる。専門誌以外にもファッション誌や一般情報誌のジャズ企画で構成や執筆を担当するなど、トレンドとしてのジャズの紹介や分析にも数多く関わる。『井上陽水FILE FROM 1969』(TOKYO FM出版)収録の2003年のインタビュー記事のように取材対象の間口も広い。2012年に著書『頑張らないジャズの聴き方』(ヤマハ・ミュージック・メディア)を上梓。Yahoo!ニュース個人にオーサーとして記事を提供。https://news.yahoo.co.jp/byline/tomizawaeichi/ ヤマハWeb音遊人で連載。https://jp.yamaha.com/sp/services/myujin/

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♪ 作曲家にとっての“還暦”

──ジャズプレゼンテーションがお送りするプレイトークの番組を配信したいと思います。本日は山内雅弘さんにおいでいただきまして、初の作曲個展を開かれるというお話を中心におうかがいしていきたいと思います。まず山内雅弘さんのご紹介をしたいと思いますが、画面に公式ホームページからプロフィールを拾ってきて貼り付けてあるのですけれども、とにかく“日本を代表するすごい方”というふうにご紹介させて、本編を進めていきたいと思うんですけれども。

はい。よろしくお願いいたします。

──今回の企画されている“初めての個展”が、還暦というひとつの節目を迎えられて考えられたそうですが、作曲家にとっての還暦とはどういうものなのかからうかがいたいと思います。

まず作曲家の人生ということで、どこから作曲家なのかということなんですけれど、学生時代から作品を発表したので、60年のうちの40年がそうなのかなと思っています。

作曲自体は小学生のころから行なってますから、プラス10何年ということになるわけなんですね。

ただ私は、怠惰なところがあって、この活動40年間を作曲一筋で脇目も振らずにというふうに思われるかもしれないけど、停滞していた時期といいますか、ほとんど作曲しない時期もあって、具体的には25〜35歳ぐらいぐらいのいちばん大切と言われるような時期に、あまり作曲しない時間が多かったんです。

だから、作曲してる期間ということで考えれば、正味40年はやってないんじゃないかという思いもある。

──あまり作曲しなかったのは、ご自身の環境や心境によるものなのか、周囲の環境によるものなのか、どちらだったんですか?

作曲家ではあるけれど、作曲家であるためには仕事しなきゃいけませんよね。それが必ずしも作曲の仕事ではないんです。教える仕事だったりぜんぜん違う仕事でとりあえず食い扶持を稼がなきゃいけないってことがある。そうするとそのために作曲をする時間が取られてしまう。エネルギーを取られてしまった時期があったんです。

また、自分自身でも、そもそも変な言い方ですけど、私は作曲に向いてないんじゃないかと思ったり。

いま、ここまでやってきても、そんな作曲好きじゃないかないんじゃないかと思うこともあるんですね(笑)。

つまり、もともと寝ても覚めても作曲っていう感じでもなかったんです。

ただでさえそうなのに、作曲の時間も作れないということで、ちょっと続けられないな、という時期があったんです。

──作曲家としてやっていくきっかけはなんだったのですか?

私の場合、すごくラッキーだったのが、先ほどのプロフィールにも書いてあったんですけど、東京芸術大学の3年生のときにニューヨークのカーネギー・ホールで自作曲を披露できてしまったことなんです。

当時はセンセーショナルというと大げさですけれども、驚かれたデビューだったんですね。それがきっかけのひとつなんじゃないかと思います。

ただそれが逆に、プレッシャーになったのも事実ですね。最初にそういう出方をしていいのかなみたいな感じになりましたからね。

──そうして作曲家としても実績を積み上げて、60歳という節目をどうお考えになっていますか?

人によると思うんですけど、単純に考えますと「人生100年」の時代ですよね。とすれば、残り40年。例えばスポーツとかほかの身体を使う仕事に比べれば、ボケない限り作曲はできるだろう、と。90歳過ぎても作曲されている方もいらっしゃいますから。

40年あるとして、またこれまでと同じ40年を過ごすのはありえないわけで、明らかに残り時間は少ない。だったら、その残りの時間でいったいなにが残せるのかとか、どこまで到達できるのかっていう興味はあるわけで、そんなことを考えるのも60歳だからかなと思ったりするわけです。

還暦っていうのは、これは別に作曲家じゃなくてもすべての人に言われてることで、なにか大きな区切りになるという印象はありますよね。だからこれを機会に、これまでのことを見直して、残りのことをどうしようかと考える時期なのかなと思うんです。

──これからどう進んでいくかを考えるときに、作曲家としての道筋や到達したい目標みたいなものはあったんでしょうか?

いや、40年前の自分が40年後にどんな曲を書いてるかなんて、本当にイメージできませんよ。10年後でもイメージできないんですが。

ただ、もし書き続けていれば、いまよりはなにかがわかるかもしれないし、より深いところを見ることができるかもしれないということを、ちょっと期待している。

実は、この歳になっても、作曲ってどうやるのかわからないんですよ。ほかのみんなはどうやって書いてんだろう、って(笑)。上手くならないし、下手だなーって思ったりする。いろいろやってみて、オーケストレーションはなかなか上手い方なんじゃないかと思う瞬間もあったりするんですけど、それでもわかんないことがまだまだいっぱいあるんだけれど、そのわからないことが少しでも分かるようになるったり、いまより少しでも上手くなったと感じられたら、それでいいのかなという思いはありますね。

──先ほどアメリカでのデビューのお話が出ましたけれども、そのデビュー作に対してはご自身では百点満点だとどのぐらいの点数を付けますか?

あのときの作品については、否定しないんですよ。若気の至りという部分もあるんですけど……。下手だし、未熟なところもあるんですけど、逆になにも知らないがゆえにできたことってあるんですね。知ってしまうとできないことが、怖いもの知らずというか、知らないからできるってこと、あるじゃないですか。

あの時期でしかできなかったことがあって、それを閃いたってのはそれなりに褒めてやってもいいんじゃないかっていう気持ちがあります。だから否定はしないですね。

実は今回も、旧作をなぜ含めなかった理由が、やっぱり直したいなと思っちゃうからなんですね。いま見るとやっぱり10数年前や20数年前にはそれが真実で満足していたんだから、それを直すのはどうか、と。

♪ 作曲家にとっての“個展”

──次に、個展についてうかがいたいと思います。

普通はどういうかたちで発表会を開催するかといえば、例えば私のやっているオーケストラ・プロジェクトでは4人の作曲家がそれぞれ曲を出し合ってするわけですが、今回は全曲私の作品ということで、とにかく初めてのことでした。

やろうとして感じたことは、シェフがフルコースを振る舞うようなもんだな、と。コース料理を全部、自分で構築できるわけです。これはすごいことでもあるなと思いました。一般的なコンサートでは1曲ごとに作曲家が違うことも多く、それはそれで聴く側にとっては趣向が変わって楽しいんじゃないかと思いますけど、個展の場合はひとりの作曲家の作品が並ぶわけです。

そこではなにが問題になるかというと、それによって自分はこういう作曲家ですということを伝えるいい機会になる。すべて私の曲なんですからね。

ただひとつ危険だなと思ったのは、そうすると同じ作曲家だから全部似たような曲になってしまうんじゃないかということ。同じ作曲家が作るんだから仕方ないかもしれませんが、ワンパターンならないようにというという部分がありましたね。

そこで今回は、全曲が初演の曲にして、それも初めてのことだったんですけど、すべての曲をほとんど並行して作曲したわけです。

それはどうしてかと言うと、例えば料理を組み立てるときにバランスを考えるのと同じように、こういう曲があったほうがいいと調整できる。この曲でやったクライマックスの作り方はこちらではやらないほうがいいなとか、エンディングも同じようになっちゃいけないなとか。つまり、同じようなアイデアをほかの曲ではやらないようにしてみようって思いながら進めることができた。

また、同じようにならないような作り方で、こんな曲も書くんだと思ってもらえる部分が生まれた。全体的にはやっぱり山内雅弘の曲なんだけれど、できるだけ違うタイプの曲を並べることができたというところがありますね。

その辺が、一般的な演奏会と今回の個展ではだいぶ違うと思います。

♪ 音楽表現の場とクラウドファンディング

──今回はクラウドファンディングという手法を使って資金を集められたということなんですけれども、その前提としてお聞きしたかったのが個展の規模をどうするかで予算が変わってくるので、そのあたりをどう考えていたのかということなんですが。

そうですね……。例えばオーケストラ・プロジェクトではオーケストラを使いますので、大きなホールになりますから700万円規模の予算になります。室内楽の場合は、ホールも小さめだったり、ホールじゃない場所にしたりと、いろんな考え方ができる。

今回は、一般的な室内楽コンサートのやり方と思っていたんですが、それでも150〜200万円ぐらいを予算になるのではないかと予想していて、実際に計算してもそんな感じになりそうです。

──クラウドファンディングについては、オーケストラプロジェクトでも使われましたが、やってみてこれは使えると思われたということだったんでしょうか。

オーケストラプロジェクト2018のときは、助成団体の支援を受けて、残りは切符を売っても本当に足らなくて、結局自分たちの自己負担になる。それを少しでも減らすための、最後の手段ということでクラウドファンディングやってみたらどうかとやってみたんです。

私が中心となってやってみたら、なんとか成功したんですね。その経験があったからこそ今回もやろうと思っただけです。おそらく今回、初めてクラウドファンディングを考えたならば、そもそも1からクラウドファンディングのやり方を勉強しなきゃいけませんから、ちょっと敷居が高かったんじゃないかと思います。

──今回、クラウドファンディングに関するリスクについて考えていたり、顕在化した部分はありましたか。

デメリットっていうことはほとんど感じなかったですね。むしろメリットばっかり。というのも、クラウドファンディングの法則ってのがあるらしいんですが、支援してくれた人の1/3は元々の知り合い、もう1/3はその人の知り合い、つまり友達の友達だから応援してやろう、と。そして残りの1/3がまったく知らない人ということなんです。

つまり、オーケストラ・プロジェクトのクラウドファンディングでは、1/3が我々のことを知らずに「おもしろそうだから応援しよう」という人たちで、そういう人たちを発掘できたというメリットが大きかった。

今回の個展でも、同じ意味で私のことを知らなかった人たちと出逢うことができるかれしれないし、前に支援をしてくれた2/3の人たちが応援してくれているんです。

こんなに多くの人に支えられてるというか、助けてくれてるんだって。クラウドファンディングのおかげで繋がった人がけっこういるんですよ。

デメリットがあるとするならば、実際にクラウドファンディングを実施するには、やはりそれなりの時間が取られるということですね。だから、なかなか普通の演奏会でやるのは難しい。演奏をまとめるための準備に時間とられてる状況でクラウドファンディングなんかやってる暇がない、と。

──本来ならば公演の1ヵ月前からは粛々と音楽に集中しなければならないところを、営業に振り向けるのは難しい、と。それが今回はできたということでしょうか?

そうですね。

♪ 演奏会における新作初演

──今回の個展では、それこそ初物づくしみたいなことを企画されているわけですが、これはかなり珍しい、言い換えれば危険性の高い試みだったんじゃないかと思うんですが、その辺はどうお考えになっていたのかを改めてうかがいたいと思います。

そうですね、全曲を新作でやるという人がいないわけではないですけれど、ただ実際には、私はそんなにたいへんなことだったのかなっていう……。へんな言い方になりますけれど、すごいって言われて初めてやっぱりすごいのかと思ったというか。

そう思った理由のひとつに、40年の創作人生を振り返ろうとしたら、企画の考え方としては20代の曲や40代の曲を混ぜるというのは、いわば振り返りの、自分史を見ることになるわけです。それもあり得たんですが、曲をそのままのかたちで見せてもいいんだけど、意外とそのまま出せる曲がないことに気づいたんですね。

この期に及んでそれを修正したり加筆訂正してもいいかな、どうなんだろう、と。特にこの10年っていうのは、オーケストラ曲に集中していたから、そもそも室内楽が少なかったし、しかも気に入らない曲を取り上げるわけにもいかない。10年のあいだに自分自身の作風も変わってきた部分があったので、どうしようかなと迷ってた。

じゃあ、いっそのことぜんぶ新作でいいんじゃないか、と。別に、旧作を混ぜることを否定もしないし、最初はそれでいいんじゃないかと思ってたのが、やっぱりどうもそのままで出せないな、と。

気になるところだけを直すと、バランスが崩れてしまったりぶち壊して
しまう可能性もありますからね。

──現代音楽にとって、新作の意味はどういうものなのかもうかがいたいのですが。

意識してるかどうかは別として、いろんな意味での技術というか考え方も変わっていくっていうのはあると思うんですね。

そういうことで言えば、やはり“いちばん新しい作品が代表作”という気持ちがある。新しい曲は前の曲よりも、より完成度が高くありたい。あるいはいままでにやってなかったことをひとつでもやりたい。そういうことがあるわけですよね。

ただ、どうしても自己模倣になる部分は起きる可能性もあるんですけれど、それでもやはり、なにかいまじゃなければできないことをやりたいと思っていることが、新しいものを作る原動力になってはいますね。

──自己模倣の可能性って、例えばベートーヴェンがやったモチーフの繰り返しみたいなもの違うんですか?

同じ人間が作るものなので、当然ながら好みがあり、その好みの部分から似たようなものが生まれる可能はあると思うんですね。

ただ、前に使ったアイデアをそのまま再利用するのは楽じゃないですか。その考え方でやるというのは、あまり前向きじゃないですよね。だから、もし再利用するにしても、それにプラスアルファの新しい観点を加えたならばOKじゃないかとか、やっぱり100%常にぶっ壊して、新しいものを作りたい。理想論なんですけどね。

♪ 音楽と新型コロナウィルス

──新型コロナウイルス感染症の影響が世界的な規模で発生し、音楽業界にも大きな影響を与えた2020年。それがそのまま引き続いて2021年になっていますけども、こういう状況のなかで現代音楽を考えたとき、作風はやはり変わっていくものなのでしょうか?

どちらかというと、そういう考え方をしない人間なんです。

実は2011年に東日本大震災があって、1年ぐらい経ったころのある演奏会での状況をいまでも思い出すんですが、司会者が出品者にインタビューする時間があって、そのときに「震災でなにか変わりましたか?」って、出品者に聞くのを見ていて違和感をもったんです。

変わるものなのかなって思ったんですね。そういう質問するってことは、裏を返せば「変わったんだよね?」って答えを期待してるんじゃないか、と。変わらなければいけないのかなと思ったわけです。

私はすごい被害を受けたわけではないけど、もちろんたいへんなことがあったことはわかる。ただ、それで音楽が変わるのか、と。

無意識に変わることもあるだろうけど、例えば過去の作曲家でもものすごい苦しい境遇のときに明るい曲を書いていたりする。私たちの先輩の作曲家では、第二次世界大戦を経験している三善晃さんが本当に自分の隣で友だちが機銃掃射で死んじゃって、自分は生き残り、それでレクイエムのような音楽を創作されたりしています。

表面的には、いまの状況がなにかを変えるとは思ってないですが、ただ、潜在意識的にはあるのかもしれないなら、変わるのかもしれませんね。

──そう考えると、作曲のコアな部分というのは、もっとなにか、感情とかよりも深い部分にあるのかもしれないというのような気がしてきたんですけど。

それはもう本人もわからなくて、60年という記憶の蓄積やいろんな経験から生まれた感情の蓄積が織り込まれているわけですよね。それが再構築されて、潜在意識から湧き上がってるっていうことを考えれば、確かに東日本大震災で津波の経験したってのは、表面的には変わってないよって言うけど、もしかしたら長い目で見たら変化はあったと言われるかれしれない。だけどそれは、自分でも検証できないですね。

♪ 2021年6月5日の個展に向けて

──クラウドファンディングでは、ファースト・ゴールが達成されまして(4月15日時点)、ファンディングが成立しました。が、「おめでとうございます」って最初に言ってしまうと、観ている皆さんが「終わっちゃったのかなぁ」みたいな雰囲気になると嫌だなと思ったので控えていました。これからまたセカンド・ゴールに向かってさらに支援の輪を広げるためにも、最後にメッセージがありましたらお願いしたいと思います。

はい、わかりました。そういうわけで、クラウドファンディングは33日間という期間を設定してたんですが、予想を超え最初の目標金額を達成することができました。これほど多くの人の支えというか、協力をいただいたことにものすごく感動しまして、ありがたいことだと思っています。

残りがまだ20日以上あるので、セカンド・ゴールを設定できると言われたので、まだまだこの個展を知っていただくためにもクラウドファンディングを続けている最中です。

目標金額を達成したといっても、個展の経費の充足にはまだ足りないので、
セカンド・ゴールに向けて得られた収益に関しては、その不足分を補うのと、協力していただい演奏家の方に少しでも還元できればという気持ちがあります。そういう意味も含めて、引き続きご支援を募りたいと考えており
ますので、よろしくお願いいたします。

──Campfireというクラウドファンディングサイトで「個展を開催して生まれたばかりの作品を多くの人に届けたい」というタイトルのファンディング(https://camp-fire.jp/projects/view/399175)から支援をしていたくことができます。コンサートって、チケットを買ったら当日まで自分だけで楽しみにしてるものと思っていたんですけど、ボクも実際にクラウドファンディングに参加してみたら、山内さんからメッセージが届いたりとか、コンサート前から参加意識が高まるんですね。とてもおもしろいシステムで、ワクワク感がある。そういう体験を皆さんにもぜひ味わっていただきたいなと思ってます。

はい。よろしくお願いいたします。

──本日はありがとうございました。

山内雅弘 作曲個展
2021/6/5(土)
14:00 開演 ( 13:30 開場 )
会場:東京文化会館 小ホール (東京都)
全席自由 3,000円
[指揮]馬場武蔵 [出演]多久潤一朗 / 間部令子 / 荒木奏美 / 岩瀬龍太 / 鈴木俊哉 / 松岡麻衣子 / 甲斐史子 / 安達真理 / 山澤慧 / 佐藤洋嗣 / 大須賀かおり / 會田瑞樹
公演などに関するお問い合わせ先: 山内:yama-san@mwc.biglobe.ne.jp


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