ロサンゼルスがメキシコっぽい【アメリカ旅行記④】
ロサンゼルスはメキシコっぽい街だった。メキシコ行ったことないけど。
どういうことかというと、街中には英語に加えてスペイン語の表記もあふれ、メキシコ料理屋が目立つ。ヒスパニック系住民が多いのだ。バスに乗り、降りる場所を確認しようと隣の客に「あれは地下鉄の駅ですか?」と英語で聞いたら「シー」とスペイン語が返ってくるくらい。スーパーもサルサソースが充実していて、メキシコ系ビールの品揃えも多かった。それで行ったこともないのにメキシコだと思った。
アメリカは人種のるつぼとか中学校の教科書で習うが、人種別の構成比は街によって違う。先に訪れたアラバマ州バーミングハムやジョージア州アトランタは黒人と白人が多く、ヒスパニックは見かけなかった。逆にロサンゼルスは白人やヒスパニック系が多く、アジア系もちらほら。同じアメリカでも街の雰囲気は全然違うのが面白い。
そんな私が投宿したのはコリアンタウンにあった宿。比較的安かったので選んだのだが、それでも1泊90ドルもした。
Drugと英語の下にFarmaciaとスペイン語。よく見るとハングルまである。訪れたのは2017年6月。空気はからっとしていて歩きやすい。
街角の移動販売車にもメキシコ的メニュー。
メキシコ料理屋が多い。かわいい看板。
こういう屋台が出ている一角もある。遠くから見つけてうれしくなり、足早に近寄ってみる。屋台を出しているのはメキシコ系住民が多いようだ。街歩きは断然、アトランタとかより楽しい。
そこで購ったホットドッグは3ドルだった。物価の高いアメリカにおいてはかなり良心的な値段と言ってよい。「ハラペーニョ?」と聞かれてうなずくと、青唐辛子かししとうみたいなのを切って入れてくれた。少し辛いがうまかった。
ホットドッグを喰らったのは向かいのマッカーサーパーク。野宿者のテントが林立している。公園内はゴミだらけであまり雰囲気はよくない。夜は寄りたくない。
片側5車線の巨大道路。アメリカは車社会だ。
理由は分からないが屋台の出ている光景が好きである。東南アジアが好きだから屋台が好きなのか、屋台が好きだから東南アジアが好きなのかは分からない。日本でも福岡・博多の屋台は有名だが、もっと小さな街でも、たとえば高知市や山口県周南市には屋台がある。高知には10年ほど前に住んでおり、周南にはそれよりさらに前に出張で行った。それ以来訪れていないが、今ごろどうなっているのかな。そんな屋台で飲んだのも懐かしい思い出である。
たぶん、メキシコ料理屋で食べ切れなくて持ち帰ったトルティーヤチップスをつまみに宿でビールを飲んだ写真です。
同じく、持ち帰ったパンは朝ごはんにして部屋で食べた写真だと思われます。
今回の旅程はこちら。
<アメリカ旅行記⑤へ続く>
※2017年6月の旅行です。通貨の日本円換算はかなり大雑把にしています。ご容赦ください。
※全ての写真は筆者撮影です。一切の無断使用や転載を禁じます。
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