【第6号】VAKアプローチとジャズルス (2023/12/21)

ジャズルス小向です。

前記事「あなたはどのタイプ?【視覚or聴覚】」の続きです。

質問です。
・あなたはどのように情報を仕入れますか?(聞いて覚えるor読んで覚える)
・どのような方法が自分に合っていますか?(視覚or聴覚、身につきやすいのはどの方法?)

私自身も、上記の質問をされるまであえて立ち止まって考えたことがありませんでした。でも、とても大切な視点だと思いませんか?


VAKアプローチはジャズルスの主軸のひとつ

ジャズルスのプログラムを開発したレズリー・ベス先生は、子どもに関する様々なリサーチを勉強されたり、幼稚園などの現場で試したりと、試行錯誤をしながらジャズルスを開発されたそうです。

その中の一つがVAK learningという学習スタイルです。
V:visual 視覚
A:auditory 聴覚
K:kinesthetic 身体感覚
人はこのVAKの組み合わせで学習していく、という理論です。

例えば、
・絵を描く:視覚 × 身体感覚 
・音楽に合わせてダンスするのは:聴覚 × 身体感覚
・朗読する:視覚 × 聴覚、、、etc…

ジャズルスは元々英語圏のネイティブ幼児の【読み書き】のために作られました。
VAK理論を用いて、読み書きに繋げるとはどういうことなのか。
以下は、私が実際に都内のジャズルスレッスンで行っている方法です。
(主に小1〜3年)

まずは、クラスでジャズルスのアニメ1曲を見ます。
この時に子どもたちの脳裏に以下の情報が同時多発的に入ります

①アニメという【視覚情報】
②音楽・歌という【聴覚情報】、さらに、
③クラスみんなで音楽に合わせて手を叩く、踊る、ジェスチャーなどの【リズム運動などの身体感覚情報】

それぞれの情報の入り方は、
①の視覚情報により、英語がわからない非ネイティブの子でもストーリーのおおよその内容が理解できます。
②歌のメロディは話のセンテンスとなっているので英語言語の構造をメロディックに記憶します。
③ジェスチャーやリズム運動で、追体験することで、内容をより理解しやすくします。

視覚で情報を得ることが得意な子は、アニメの登場人物を描いてくれたり、
聴覚優位な子はメロディを率先して覚えます。
キネステティックな動くの大好きな子は、オリジナルの振り付けやジェスチャーを披露してくれたり!

「変なのー!!笑」
「ナニこれーー?!」
一見するとネガティブな感想かと思いきや、意外によく内容を覚えているし、理解している、細部までよく見ている、、、!
アニメをみて、子どもたちが思わず表現したことは、アニメに対するリアクションそのものです。


ここまでの段階ではまだ、「読み書き」は出てきません。
次回はSing to Read 「歌→読み」について説明します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?