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葛藤や衝突の日々から解放されて今は、幸せな不登校生活。

1番上の娘が不登校になり数ヶ月が経ちました。基本は行かないスタンスになってから半年以上。
ブログに書ける自分がいるというのは、それだけ落ち着いたということ。正直に言うとワタシ自身は「やっぱりね」としか思わなかった。
彼女を12年間育ててきて、いろいろあったからこそ、自分の直感がそうと伝えてきてたからこそ、焦ることなく受け止めた。これまで子育てしていく中で、自分の違和感をまわりに伝えても理解されず、まわりのアドバイスに沿ってやると失敗することを繰り返し、お陰で悪化するだけの日々を送ってきました。そして気づいたのです。まわりがワタシに求めるものは、子どもを浮かせることなく、みんなができることをみんなと同じようにさせなきゃいけない、みんなが思う「普通」の道から外れないようにしないといけない、それが母親の努めだと。
当たり前と思われるやり方じゃないと、「母親としての役目を果たせてない」というような言葉まで言われる。一瞬そうだと思いそうになりました(笑)

小学校生活は問題なかった訳でもなくただ、1人の担任の先生が彼女と関わる時間を作ってくれたりや彼女を囲む友だちが良き理解者で自然な形でサポートをしてくれたこともあって、問題ないように見えてただけ。細かいところをちゃんと見れば問題点はたくさんあったのにね。
中学校に入学してすぐ、小さいと思われていた問題点がどんどん大きなってきて、不安を抱えるようになった彼女が次第に息が苦しいと言い出して休みがちになった。辛いと感じる場面はいろいろあったが、その中の1つは勉強についていけないことだったらしい。なぜわからないのかと、自分を追い詰める。
分からないなら質問すればいいだけだと言ってきた人もいましたが、学校の勉強が分からない以前に、先生の言っていることが分からない、言葉としてすら受け取れない。話の内容が分からなければ質問のしようがない。まわりが何の問題もなく進めていくのに対して、どうしたらいいのか分からない自分がいる。そんな日々が辛くなってくる、行かなくなる。
「普通は繰り返して教科書読めばわかるよ」「普通は小学校でできてるなら中学校入ってもわかるだろう」「普通は休まないで行くだろう」「普通はそれが怠けてるって言う」などなど、書けば切りが無い「普通は◯◯」の連続を聞かされる。
そもそも「普通」ってなんだ??もう一度そのことについて話し合おうか?って思っちゃう。
自分はできてるから相手もできてて当たり前?自分にとっては簡単だからって相手も簡単のはず?じゃあ、あなたは苦手な事はないね?あなたはすべて完璧にできるのね?って言いたくなります。いや、正しくは、言いました(笑)

意見を言ってもらうの構わないと思っているけれど、彼女の苦しみや心の奥深くで感じているもの見ようともしないで、表面的な部分だけで判断してあれこれ言うの違うと思う。向き合って、彼女の気持ちを受け止めてその上で今後どうする?と話を聞くことが大切なのではないかな?

休みだした当初は話なんてなかなかできなかった。彼女の葛藤する気持ちがガンガン伝わってくる。まわりができていることをできていない自分へのイラ立ち、親への申し訳無さ、中学校生活での行事に参加できないことが続き、クラスメートに対してもただごめんなさいと思う日々。進みたいのに進まない、自分が1番良くわかっているから腹が立つ。これでもかって言うくらい口喧嘩しました。
2〜3ヶ月過ぎると喧嘩の頻度が減って、話ができるようになると、今までしてきたやり取りを思い出したりして、どうしたらいいのか一緒に考えるようになった。転校することも一つの選択肢と思ったのですが、彼女の学校を変えるのは違うという強い想いもあり、今の場所でやり遂げることにまず決まった。
今は授業を受けること、教室に入ることは難しい状態。楽しみにしていた部活も途中からまったく行けなくなっている。でもなぜか、テストだけは受けるという彼女のルールがあるので、テスト期間だけは頑張って学校に行く。
当たり前ですが、授業を受けないでテストを受ければ点数は下がる。当たり前だけどショックが大きかったようで、話をするチャンスだと思って、気持ちの確認やどういう対策を考えられるのか一緒に決めていく。苦手な英語を少人数で質問しやすい場所で学ぶ、数学はパパに教えてもらう、理科は苦手だけど取りかかってみる、自分のお小遣いで新しいワークを買ってやるなど、一つずつ修正して彼女の進みやすいように環境を整えるのが親の本当の役目なのではないかと思います。お陰で点数が上がり、彼女は大喜び!もちろんワタシも彼女の喜ぶ顔を見てとても嬉しい。
このまままずは、次の期末テストに向かって頑張っている。家に引きこもりすぎると出られなくなるので、無理やりなときもありますが(笑)外に連れ回しています。気分転換、パワーチャージすることで前向きになれること学ばせています。

外に出る以外、特に大事にしてきたのは、生活のリズムを変えないようにすること。最初は辛さのあまりなかなか起きてこなかった時もあったけど、話をしていく内に、学校に行けないのは理解できるけれど、後々余計しんどくならないように起きる時間と寝る時間を変えない方がいいと本人がわかってくれました。
戻すのが本当に大変だからって言い切れるワタシは1年間の引きこもり経験があるから説得力があるかもしれません(笑)

20代前半だったので、また違うけど気持ちわかる部分たくさんある。今となってはそういう経験しといて良かったと思っています。

家の人たち以外の方と関わるようにもしています。年齢、年代に関係なく、どこで気の合う仲間に出会えるのか分からないものだから、それにも気づいて欲しいと思っています。
不登校になる理由はいろいろあるので、自分の子ども、孫、身近にいる子の気持ちを確認すれば対策方法が見えるのではないかと思います。

最初は何で?とか、どうにか学校に戻す方法がないかと言っていた旦那の親は今、いい意味で彼女を見守っています。
そして、たくさんの話し合いを重ねて、今の彼女に必要な環境を作るために力を貸してくれることになり、関係性が良くなって、より落ち着くことにも繋がりました。
学校に行くと辛い、家でも辛い、身近にいる人の理解がなければ辛いばかりで逃げ場が無くなる。それだと抜け出すのに余計時間がかかる。
現在の近い目標は期末テスト。あとは、少しの時間でもいいから学校に顔を出す。教室に入れなくてもいいと伝えているので気持ちが楽みたい。
今は学校に絶対戻ってとは思っていません。教科書を使っての勉強は変な話、どこでもできる。だから学校にはこだわってません。勉強以外のこと、人間関係、行事ごとにまわりと何かを作り上げること、部活で身体を動かす楽しさとか、それも学べるから、そこは少し残念に思うけれど、学校以外のところで人と関わるようにすればいいし、運動だって家どうにかすればいいってこの頃思います。
あとは、少しずつ本人の変化を見守って、気長に待ちながら話を重ねて、修正をしながら一緒に進むだけ。
1番大切なのは、不登校になったことを恥ずかしくない!誰にも迷惑かけてないし、泥棒や殺人みたいに悪いことではない!と認識させること。親として、どんな彼女であれ誇りに思う!いつだって味方でいると伝えること。
本人は自分の将来を諦める必要がないし、ワタシも彼女の未来を諦めるつもりはありません。

今後どう進んでいくのか、楽しみに待ちたいと思います。

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