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誕生日は苦手

一年の中に色々なイベントがあり、皆それぞれお気に入りのイベントは異なるかと思われる。

香港人はイベントごとは割と大袈裟に祝う気がする
*あくまで個人的な見解

爆竹鳴らして、けたたましい打楽器とともにライオンダンスを行い、親戚(お年玉回収)巡りを行い、盛大に祝うことに始まり、誕生日に至っては「誕生月」を祝ってるのかくらい、誕生日前後1ヶ月くらいは「ねぇ、それ何回目?」というくらい誕生日を祝い続け、更にSNS上で大々的に見せつけるのは一大ミッションなので、ケーキなど出てこようものならそこから30分くらいはいろんなポーズ、構成で永延と写真を撮り続ける@はた迷惑、。

時に天邪鬼なワタクシは、誕生日が苦手である。

きっと子供の頃は好きだった。

しかし、大人になるにつれて
・「盛大に誕生日を祝ってる」って思われたくてやるのは虚しい…
・でも盛大に祝えないと、自分は価値がないんじゃないか
・おめでとうを言ってくれない人は気にかけてくれていないんじゃないか
・祝ってくれようとしてる人は情けをかけてくれてるんじゃないか
・祝ってくれてる人に期待通りのリアクションを返せているんだろうか

などなど勘ぐってしまうようになり、物凄く疲れるのだ。

この前の誕生日も「誕生日はどうするの?」と、前々から連絡をくれた人や、「今日はどうするの?」と連絡をくれた人もいる。

そうされれば、される程、ドンドン意固地になってしまう面倒くさいオカマ。

ゲイと女の5点ラジオさんの言葉を借りるなら、まぎれもなく「自意識をこじらせたネオおばさん」である。

Anywho、どんどん違う方向に気持ちが引っ張られていきつかれてしまうので、個人的には誕生日は、海辺の綺麗な場所で、携帯の電源を切ってジャズやボサノバなんかをかけてる落ち着いたお店で、「一人でも素敵な時間を過ごせる大人になった♪」などと思いながらのんびり物思いにふけるのが好きである。

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帰りにUberを呼ぶべくスマホを起動したとたん、仲の良い友人や、意外な友人、久しぶりの友人などから色々メッセージを一斉に受け取り、ほろ酔いの頭で

「あぁ、いけないいけない、、、幾つになっても随分ひねくれてるなぁ…もう少し大人にならないと」

などと思いながら家路につくのである。

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