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分析とロジカルシンキング

今回は前回紹介したビジネスにおけるロジカルシンキングの続きです。実際にこの論理的思考スキルを用いてサービスを考えていきましょう。まず全体の流れから確認していきます。

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この流れに沿っていけば誰でも論理的にサービスを設計していきます。
では始めていきます。


3C分析
まず自分のサービス(会社)を分析していきます。
Customer顧客、Company自社、Competitor競合
この頭文字をならべて3Cなのですが、これらをそれぞれ分析して相対的に比較することで自社の立ち位置を知るのが一番の目的です。
まずは自社から分析していきます。自社を分析する時に利用するのが、SWOT分析です。

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上図のそれぞれの頭文字をとってSWOTです。
ここでは仮にオフィス街に立地する個人経営のから揚げハイボール居酒屋という例で見てみましょう。

Strength(自社の強み)
路面店で目立つ 仕入れ原価が安い オリーブオイルを使用 UBEREATSに対応 オフィス街で一通りが多い 宴会で利用される

Weakness(自社の弱点)
個人店なのでメニューが少ない ブランド力のなさ 値段設定が少し高い オフィス街なので週末の人の少なさ 人がいないので弁当販売は不可 長期休暇時は売り上げが下がる

 Opportunity(拡大への切り口)
親会社がマーケティング会社である。 YouTubeなどの面白イベント開催 体形ケア思考でハイボールを作れる キッチン貸し

Threat(逆風)
大型休日などが増える ヘルシー志向になっている 外食する人が減っている
 

このように分けると、何を強化し、注力していくべきかが分かります。



次は3C分析のCustomerとCompetitorを一度に進めていきます。
ここではオフィス街に店を構えるカフェで例を出しましょう

Customer顧客分析
オフィス街 休日はあまり人がいない サラリーマンが多い 男性が約6割程度 40代が多い スーツを着ている人が多い

Competitor競合分析
朝の入店率は50人程度、昼は100人、夜は40人程度の入店 女性が多い フードをオーダーする人は入店数の30%程度 そのため客単価を530円と仮定すると1日の売り上げは¥100,700程度になる。


上記のように3C分析をしてきたことにによって、
自社のサービスの強み弱み、方向性、
顧客がどのような性質の人たちか
競合他社がどのようなサービスを行っているか

をざっと知る事ができました。

次回は4P分析というものを用いて、さらに競合他社のサービスを詳しく分析し、自社のサービスと比べ、サービスを向上していくための手段を探ります。


本日も読んでいただきありがとうございました。(^O^)

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